#85 クルーを護ろう
「テメエ今なんつった?」
ギルドの名前をダサいよばわりされて、アヴァンカはかなりご立腹の様子。
その周りで、スカジャン連中がザワついてるのが聞こえる。
「あいつ、アニキを本気でキレさせちまった……」
「け、けどミッドでナイトでソルジャーにゃりよ? 誰がどう考えたってゲロダサいにゃり。ボーイもそう思うにゃりよね?」
「こっちに振らないでよ!」
ノスビーが叫んでる間も、アヴァンカの刀はベリリアに向けられたまま。
「うるせえ、死にやがれ」
「にゃにゃ!?」
ベリリアめがけて刀が振り下ろされる。それをノスビーが剣で弾いた。
「ボ、ボーイ!?」
「ノスビーくん!」
邪魔をされたアヴァンカの顔が怒りにゆがむ。
「こんなセクハラと暴言ばっかりでクソムカつくキトンインプでも、ずっと一緒にいたら情が移るんだよ……」
「ならテメエが死ね!」
アヴァンカの刀が、今度はノスビーをなぐように振るわれる。とっさに剣で防いだけど、そのまま吹っ飛ばされた。
「ザコが調子に乗るんじゃねえ!」
アヴァンカがさらに追撃を加えようとしたところで、カンキムがバシャードの身体の砂をひと掴みして投げつける!
「があッ!?」
刀を取り落として、両目を押さえるアヴァンカ。その間に、カンキムはノスビーの手を取ってその場からスタコラ退散した。




