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#77 イベントに参加しよう 1
「あの、キン……カンキムさん、早く行きましょうよ。もうイベント始まってますよ?」
イベント当日。
宿屋の食堂で、ノスビーとカンキムはまったりお茶なんか飲んでる。
「慌てない慌てない。今回のイベントはタイムアタックじゃないんだから、ちょっとくらい遅れても大丈夫だって」
「……そういうもんなんですか?」
不安そうに尋ねるノスビーに、カンキムは「もんなの」と笑う。
「それに、イベントが始まってすぐは冒険者が集中して混み合うから、ちょっと待ったほうがスムーズに行けるの」
さすがに慣れてるだけあって、ノスビーが知らないこともたくさん知ってる。
「ま、あたしは新人じゃないから、参加はできるけどそんなにおいしい報酬はないんだよねー。イベント限定のアイテムなんかは後でプレミアがつく場合があるから、一応押さえとくけど」
「なんかもう、冒険者っていうより商人の発想ですね……」
そのうち、クバモリーゲで店とか開いても不思議じゃない。




