76/119
#76 イベントを待とう 2
「な、何をいきなり!?」
いきなり頭をなでられて、驚きの声をあげるノスビー。
どうやらイスに乗ったのは、身長差をカバーするためだった模様。
「頑張りよったけん、ご褒美なんよ」
「は、はあ……」
運営も善意でやってるみたいだし、手があったかくてノスビーも悪い気がしないから、しばらく黙ってなでられてる。
「何にゃりか、このシュールな絵面は」
「僕に聞かれても」
「じゃあ何にゃりか、このシュールな絵面は」
「吾に聞かれても」
ベリリアも聞く相手選べ。
しばらくなでて気がすんだのか、運営はなでてた手を離すとイスからえいっと飛び下りる。
「それじゃ、絶対面白いイベントにしよるけん、楽しみに待っとってほしいんよ」
笑顔で言われて、ノスビーもつられて笑顔になった。
「そうします」
実際、冒険者になってから初めてのイベントだし、自分もかかわってるから、楽しみなのは嘘じゃない。
「じゃあそれまでは、アタイとえっちなことして過ごすにゃり」
「しないよ」




