#75 イベントを待とう 1
さらに2日後。
ノスビーは事務所の会議室で、完成させた書類をスボラスに提出した。
「ふむ、初めてやったにしては上出来だ」
一通り目を通してから、うなずくスボラス。
「ありがとうございます!」
「あとは実装してみて、文字数のはみ出しや行頭禁足に問題がないかチェックする」
「行頭禁足?」
「行の頭に、句読点や閉じカッコが来ないようにすることだ」
「アレありよると、見映えがすごくみっともないけん」
言いながら、みかんジュースを持って運営が入室。
「あ、運営ちゃん」
「お疲れ様なんよ」
グラスを受け取りつつ、ノスビーは運営に尋ねる。
「イベントっていつからでしたっけ」
「3日後のメンテナンス明けからなんよ。それまではデバッグでおかしいところがないか、確認しよるけん」
「その際に、書いてもらった内容に手を加えるかもしれないが、それは了承してほしい」
「わかりました」
ノスビーがスボラスの言葉にうなずくと、その横でなぜか運営がイスの上に乗る。
「ちょっとこっち」
「こうですか?」
手招きされるがままにノスビーが近寄ると。
なでなで。
なぜかノスビーは、運営に頭をなでられてる。




