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#74 依頼を受けよう 2

「装備の名前なんて適当でいいにゃりよ。どうせみんな能力値と特殊効果しか見てないにゃり」


「ダメだよそんなの!」


 いきなりぶっちゃけるベリリアの額を、ノスビーが全力でひっぱたく。


「スボラスさんだって僕を信用してこの仕事を振ってくれたんだから、そんないいかげんなことできないよ」


「ムダにマジメなやつにゃりねえ」


 ムダとか言うな。


「それにおまえが今食べてるアイスだって、先払いでもらった謝礼で買ったんだからな」


「むぐ」


 スプーン片手に固まるベリリア。もう半分近く減ってて、返品は不可。


「けど、それはあの魔王の策略にゃりよ。先に謝礼だけ払って、後から断れないようにしてるにゃり」


 それは確かにありそうだけど。


「でも、こういう作業って嫌いじゃないよ」


「え?」


「自分が名前をつけた装備を他の冒険者たちが使うって思うと、恥ずかしいけど嬉しいし」


「ふーん」


 ベリリアは全然興味ない様子で、アイスをもりもり食べてる。


 反応薄すぎだろ。


「だからクエストにも行きたいけど、これはこれで面白いよ」


「ふーん」


 アイスを食べ終えたベリリア、ヒマになったのかノスビーの背中によじのぼりだす。


「だったらさっさと終わらせて、クエストに行くにゃりよ」


「そう思うなら邪魔するなよ!」


 ベリリアの額に、本日2度目の全力ツッコミが炸裂した。

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