#71 お菓子を食べよう 2
「せやったら、言わなきゃいけんことありよるね?」
「ごーめーんーにゃーさーいー!」
運営にアイアンクローされて、両足をプランプランさせながら泣き叫ぶベリリア。あれ、この光景どっかで見たことある。
「そんなにバタバタしよらんでも、まだありよるんよ」
解放された上にお菓子をもう1個もらって、すっかりご機嫌のベリリア。
「わぁい、運営ちゃん大好きにゃり! 臓器あげるにゃり!」
「いや、もらっても困るけん」
それ以前にそんな理由で臓器をやりとりするな。
「へえ、変わったお菓子ですね」
ずっと会議に集中して、お菓子をちゃんと見てなかったノスビーが声をあげる。
「豆のペーストを、薄く切ったスポンジケーキで巻きこみよるんよ」
「……」
食べながら何やら考えこむノスビー。
「どうしたにゃりボーイ、検便でも忘れたにゃりか」
「集めてないよ」
もの食ってるときにそんな話するな。
「いや、これにトマトを入れたら合わないかなって思って」
「ボーイはどんだけトマト好きにゃりか」
なんて話をしてると、運営が食いついてくる。
「トマト?」
「この童貞、実家がトマト農家にゃりよ」
「今度送ってきたら、運営ちゃんにもおすそ分けしますよ」
ノスビーの言葉に、運営が初めてうろたえた様子を見せる。
「いや、うちトマト苦手やけん」
「え?」
ノスビーの顔がくもった。




