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#67 アイディアを出そう 2
「スボちゃんはどう思いよる?」
「……まず、その呼び方はやめろ」
尋ねる運営に向かって顔をしかめるスボラス。どうやらマリセラだけじゃなくて、誰にでもこんなあだ名をつけてるらしい。
「まあ、いいんじゃないのか。ストーリークエストにもつながる内容だし」
「導線がないなら、作ってしまえばいいと思いまして」
照れながら頭をかくノスビーに、運営もにっこり。
「来てくれてほんまに助かったんよ。ありがとうね」
「いえ、せっかく会議に呼んでいただいたんですから、黙ってたら意味がありませんから」
「……」
ほめられてますます照れるノスビーを、スボラスが何やら鋭い目つきでにらみつけてる。
「な、何か僕、変なことしました?」
視線に気づいたノスビー、ビビりつつも尋ねる。
何しろ相手は魔王。いきなり殺されたりはしないだろうけど、それでも怖いのは変わらない。
けどスボラスが口を開くと、出てきたのは予想外の言葉。
「小僧、吾の下で働く気はないか?」
「え?」




