#49 あいさつをしよう 2
「それよりこんな朝早くから、いったい何の用ですか」
幼なじみに毎朝起こされる学園ラブコメの主人公みたいなシチュエーションで、ノスビーが尋ねる。
「やーねーつれない態度。もしかして布団の中で、朝からやらしいコトでもしてた?」
「どんなことですか!?」
速攻で否定するノスビー。すると、床の上から声がする。
「何それ超見たいにゃり! アタイの目の前で、もっぺん実演して見せるにゃり!」
「だからしてないって!」
床には金属製らしき箱が置いてあって、中からベリリアの声がする。ペットを運ぶときに入れるケージみたいな感じだ。
「どうしたの、これ」
「僕が寝てる間に何されるかわからないんで、フロントに相談したら貸してくれたんです」
協会と提携してるだけあって、その手のサービスには慣れてるようだ。
一方、ベリリアもカンキムに気づいたようでケージの中から叫ぶ。
「その声はキン○マにゃりね!? いいとこに来たにゃり、今すぐアタイをここから出すにゃり。そいでアタイとキン○マでボーイの――」
「……」
カンキムが無言でケージに蹴りを入れると、「にゃご!?」と悲鳴をあげながらガンガン転がって、壁に元気よくぶつかってからおとなしくなった。




