#37 運営の仕事を知ろう 4
「これは何でもそうやけど、安定してしまうと後は衰退しよるしか先はないんよ。そうやから、いつも適度にモンスターがおる不安定な状態にしておく。それがうちらの仕事なんよ」
「なるほど……」
完全に理解できたわけじゃないけど、彼女が言いたい核みたいな部分は伝わってうなずくノスビー。
「でも、そんな大事な話をどうして僕に?」
もちろん初対面の相手に重大な秘密を話しはしないだろうけど、話してくれた部分だけでもかなり運営の本質的なところに関わってて、誰にでもオープンにできるような内容じゃない。
「ふふふ、聞いてしまったからには生きて帰すワケにはいかないにゃりよ。ボーイはここで、真っ赤に焼けた鉄棒をケツにぶっ刺されて死ぬのにゃり」
「すごいヤだ、その死に方!」
ていうか、ベリリアはいつ運営サイドに寝返ったんだ。
「そんなことしよらんよ。ミスのお詫びもあるし、それに何より君なら信用できそうやと思ったけん」
「運営ちゃん……」
感極まったのか、運営の両手をガッと掴むノスビー。
「!?」
予想外の行動に運営が驚く。
幼女に対して、一歩間違えば事案になりかねない行為だけど、ノスビー自身が若いからか仲のいい兄妹にしか見えない。




