#35 運営の仕事を知ろう 2
「でも、何のためにわざわざそんなことを?」
「ボーイ、そんなの決まってるにゃりよ。マネーにゃり、マネー。マリセラみたいな冒険者がガッポガッポ課金するから、寝っ転がって屁ぇこいてても儲かる仕組みになってるにゃり」
そう言われて、マリセラの廃課金っぷりを思い出す。確かにガチャ目当てであれだけ貢ぎまくる冒険者が複数いたら、収益もかなりのものだろう。
「人聞きの悪いこと言わんでほしいんよ」
運営がベリリアの頭を笑顔でわしづかみ。幼女とは思えない握力だ。
「痛い痛い、爪が頭蓋骨に食いこんでるにゃり!」
「ごめんなさい、は?」
「ごーめーんーにゃーさーいー!」
「わかればええんよ」
解放されてもまだ涙目のベリリア。気のせいか、ちょっと小顔になったようにも見える。
「うう、危うく脳が飛び散る衝撃映像をお届けするとこだったにゃり」
どこにだよ。
「うちらがこの島を運営しよるんには、ちゃんとした理由がありよるけん」
「理由?」
「やっぱりマネーを……」
しつこいベリリアを魔性のスリーパーで黙らせて、続きを聞く。
「マナを循環させんといけんのよ」
「循環?」
聞いたはいいけど、意味がわからない。




