表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/119

#28 運営に会おう

 そして終わってみれば、今回も成果ゼロ。


「これをまた売って――」


「ま、待ってください。ノスビーさんの件を報告しないと」


 ワートが集めたアイテムをまた持って出ようとするマリセラを、モビィが制する。


 よっぽど見てられなかったんだろう、さっきまでいやがってた運営への報告を、自分から申し出た。


「ノスビー? あ……」


 そこで我に返ったマリセラ、憑き物が落ちたみたいに表情から殺気が消え失せる。


「……恥ずかしいところを見せてしまったな」


「アレが恥ずかしいって自覚してるのがせめてもの救いにゃりね」


 余計なことを口走るベリリアを、ノスビーが掌底で黙らせる。確かにベリリアの言うとおりではあるんだけど。


「とにかく、行こう。魔法陣を用意してくれ」


「はいぃ」


 モビィがカウンターから、丸めた布を持ってくる。


「今度は間違えてないにゃりね」


「大丈夫です。……うん、大丈夫ですっ」


「こいつ今、言ってから確認したにゃりよ」


 こういうとこだけ妙に細かい。


「心配いらない。私も何度か見ている」


 つまり、マリセラはこれまでにも何度か運営のとこへ行ってるってことだ。


「皆さん、入りましたね?」


 大人ふたりと少年ひとりが収まるとさすがに狭い。ちなみにワートはマリセラの髪の中、ベリリアはノスビーが抱えてる。


「もっとギュッて触ってもいいにゃりよ」


「触らないよ」


「じゃあ揉んでもいいにゃり」


「どこをだよ」


 どうしようもない会話を、モビィの詠唱が遮る。結局どこを揉むのかわからないまま、ノスビーは本日2回目の光に包まれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ