#15 自己紹介をしよう 2
「何が?」
ノスビーには彼女が何を言ってるのかわからない。
「アクアブラウニーはアタイらキトンインプと同じノーマルガチャの召喚キャラで、レア度も同じくらいのはずにゃり」
「それがどうしたの?」
「鈍い童貞にゃりねえ」
察しの悪いノスビーに、ベリリアがイラ立つ。童貞は関係ねえだろ。
「この騎士ぐらい高レベルの冒険者になれば、もっと強いモンスターをクルーにしててもおかしくないはずにゃり。ていうかむしろ、そっちのほうが自然にゃり」
「あっ、ホントだ」
言われてやっと気づいたノスビーが、驚きの声をあげる。マリセラもその反応は予想済みだったのか、慌てる様子もなく淡々と答えた。
「この子は私が最初にガチャで召喚して以来、ずっと冒険を共にしている。この子を危険にさらさないように戦っていたら、自然に私のレベルが上がっていったのだ」
実際さっきの戦闘でも、ワートは全く参加してない。
見た目が5歳児のベリリアよりさらに幼いワートでは、高レベルのモンスターとの戦闘にはほぼ無力だろうってノスビーも理解した。
「でも、どうしてそこまでして?」
ノスビーの問いに、マリセラがなぜか顔を赤らめる。




