六話 赤
頑張って書いたので、読んで頂けたら幸いです。
今日は、ダンジョンに行く。ひよ子狩りからダンジョンと言うかなりのランクアップで、「大丈夫か?」とミトに聞くと、かなり弱いダンジョンだから「大丈夫」、だそうだ。
それにしても眠い。昨日は三時までタッタと飲み続け、いつもはテントを張って寝ているのだが、昨日はそこら辺の道で寝ていたのだ。それなのに、
「今日も張り切っていこー!!!」
「何でお前は元気なんだよ、昨日あんなに飲んだのに。」
「なにいってんだ?あんなの飲んだ内にはいらん!」
「嘘つけ、べろべろになってなんぱしてたくせに。」
「なんか言ったか?」
「はぁ、何も。」
かくして、俺達はダンジョンに入った。
ダンジョンの中はとても臭く、蒸し暑い。
幅は、二メートルくらいで、ダンジョンと言うより、洞窟に近い。
「なぁ、ダンジョンに入ったのはいいが、これからどうすんだ?」
「はぁ、お前なぁダンジョンつったらお宝だろ、お、た、か、ら。」
タッタのうざい言い方を無視して、ミミにきいてみた。
「なぁミミ、このダンジョンはいろんな人が来ているのに、お宝とかは残ってるの?」
「いいえ、お宝は無いと思いますが、ゴブリンが居るんです。」
「?ゴブリンを倒すと、お金が貰えるの?」
「いいえ、貰えないですが、ゴブリンはたまに、金を持っているんです。一番偉いゴブリンは、自分が偉い印として、金をたくさんつけるんです。」
「へぇー、知らなかった。」
それからゴブリンに二回あった。一回目は三匹、二回目は五匹、どちらともミトとタッタが数秒で殺した。殺した後は、戦利品をとる。正直死んだゴブリンを触るのには抵抗があったが、今慣れておかないと、後で大変になると聞いたので、しぶしぶ 死体を触った。
それから少し歩くと、道が二つにわかれていた。
「絶対右だ。」
「?、なにが?」
「宝のありかだ。」
なにを根拠にしてそう言い切っているのかは分からないが、どちらでもいいので、右に行く。だが、
「歩いて五分もたってないぞ。」
「冒険には失敗がつきものだろ、さぁーつぎつぎ。」
無駄な失敗はいらないけどな。
さきほどの分かれ道まで戻り、次は左に向かった。歩いてすぐに分かった。違う。さきほどまで歩いていた道とは、雰囲気が明らかに違う。空気が重い。みんなはきずいていないのか、表情が、一つも変わっていない。そんな事を考えていると、ミトが静かに「止まれ」と言った。三人は姿勢を低くし、戦う準備をした。俺も真似をし、姿勢を低くして、武器を握る。すると、コツ、コツ、と何かが迫ってきた。
「ゴブリンか?」
「分からない、身長とかは似てるけど、一匹しかいないし、それに、真っ赤な布を着てる。」
ミトは暗闇でもそれなりに見えるらしい。
喋っている間にも、確実に近ずいてきている。すると、俺にも見える距離まで近いてきた。ミトの言う通り、身長が低く、赤い布を着てる。
「ねぇ君達、君達って、美味しいの?ねぇ、味見していい?」
喋った。そう思った瞬間、目の前が赤に染まっていた。ミトの首が宙を舞う。
「いっただっきまーす。あう。」
食った。ミトの体を半分以上、一口で。
「てめぇー!よくもミトを!!」
タッタが剣を振り下ろす。
「はは!君も食べていい?」
「な!」
剣を軽々とよけ、タッタの脇腹を真っ二つに切り落とした。
「んーいまいち、ニヒ、君は美味しい?」
「やめて、お願いだから、やめて!」
俺は見ていた。みんなが殺されるのを、ミミがかじられ、食べられていくのを、何もしないでただ、見ていた。
「たす、け、、て、」
「ああああああああああああ」
走った。めんなを見捨てて、たすけを求めたミミを捨てて。
「逃げなくて、いいじゃん。」
俺が走った距離を一歩で追いついてきた。
「あ、れ」
急に走れなくなる。すぐに地面にぶつかった。
「何で、?」
下半身を見た瞬間、激痛が走る。両足が、ない。
「ぐわあああああああああ」
コツ、コツ、あいつが近寄ってくる。
「やめろ、くるな!こないでくれ!」
「ニヒ、」
ゴッ、
終わった。俺は、死んだ。目の前が真っ暗で何も見えない。何も無い。
「おい、人間。」
反射的に振り返ってしまった。俺は死んで、身体がなにはずなのに。黒く染まって、何も見えない目に、椅子に座った少女と真っ白の壁がみえた。
「なんなんだよ。」
頑張って書いていくので、これからもよろしくお願いします。




