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  作者: 稲荷 狐
6/8

六話 赤

頑張って書いたので、読んで頂けたら幸いです。

今日は、ダンジョンに行く。ひよ子狩りからダンジョンと言うかなりのランクアップで、「大丈夫か?」とミトに聞くと、かなり弱いダンジョンだから「大丈夫」、だそうだ。

それにしても眠い。昨日は三時までタッタと飲み続け、いつもはテントを張って寝ているのだが、昨日はそこら辺の道で寝ていたのだ。それなのに、

「今日も張り切っていこー!!!」

「何でお前は元気なんだよ、昨日あんなに飲んだのに。」

「なにいってんだ?あんなの飲んだ内にはいらん!」

「嘘つけ、べろべろになってなんぱしてたくせに。」

「なんか言ったか?」

「はぁ、何も。」

かくして、俺達はダンジョンに入った。

ダンジョンの中はとても臭く、蒸し暑い。

幅は、二メートルくらいで、ダンジョンと言うより、洞窟に近い。

「なぁ、ダンジョンに入ったのはいいが、これからどうすんだ?」

「はぁ、お前なぁダンジョンつったらお宝だろ、お、た、か、ら。」

タッタのうざい言い方を無視して、ミミにきいてみた。

「なぁミミ、このダンジョンはいろんな人が来ているのに、お宝とかは残ってるの?」

「いいえ、お宝は無いと思いますが、ゴブリンが居るんです。」

「?ゴブリンを倒すと、お金が貰えるの?」

「いいえ、貰えないですが、ゴブリンはたまに、金を持っているんです。一番偉いゴブリンは、自分が偉い印として、金をたくさんつけるんです。」

「へぇー、知らなかった。」

それからゴブリンに二回あった。一回目は三匹、二回目は五匹、どちらともミトとタッタが数秒で殺した。殺した後は、戦利品をとる。正直死んだゴブリンを触るのには抵抗があったが、今慣れておかないと、後で大変になると聞いたので、しぶしぶ 死体を触った。

それから少し歩くと、道が二つにわかれていた。

「絶対右だ。」

「?、なにが?」

「宝のありかだ。」

なにを根拠にしてそう言い切っているのかは分からないが、どちらでもいいので、右に行く。だが、

「歩いて五分もたってないぞ。」

「冒険には失敗がつきものだろ、さぁーつぎつぎ。」

無駄な失敗はいらないけどな。

さきほどの分かれ道まで戻り、次は左に向かった。歩いてすぐに分かった。違う。さきほどまで歩いていた道とは、雰囲気が明らかに違う。空気が重い。みんなはきずいていないのか、表情が、一つも変わっていない。そんな事を考えていると、ミトが静かに「止まれ」と言った。三人は姿勢を低くし、戦う準備をした。俺も真似をし、姿勢を低くして、武器を握る。すると、コツ、コツ、と何かが迫ってきた。

「ゴブリンか?」

「分からない、身長とかは似てるけど、一匹しかいないし、それに、真っ赤な布を着てる。」

ミトは暗闇でもそれなりに見えるらしい。

喋っている間にも、確実に近ずいてきている。すると、俺にも見える距離まで近いてきた。ミトの言う通り、身長が低く、赤い布を着てる。

「ねぇ君達、君達って、美味しいの?ねぇ、味見していい?」

喋った。そう思った瞬間、目の前が赤に染まっていた。ミトの首が宙を舞う。

「いっただっきまーす。あう。」

食った。ミトの体を半分以上、一口で。

「てめぇー!よくもミトを!!」

タッタが剣を振り下ろす。

「はは!君も食べていい?」

「な!」

剣を軽々とよけ、タッタの脇腹を真っ二つに切り落とした。

「んーいまいち、ニヒ、君は美味しい?」

「やめて、お願いだから、やめて!」

俺は見ていた。みんなが殺されるのを、ミミがかじられ、食べられていくのを、何もしないでただ、見ていた。

「たす、け、、て、」

「ああああああああああああ」

走った。めんなを見捨てて、たすけを求めたミミを捨てて。

「逃げなくて、いいじゃん。」

俺が走った距離を一歩で追いついてきた。

「あ、れ」

急に走れなくなる。すぐに地面にぶつかった。

「何で、?」

下半身を見た瞬間、激痛が走る。両足が、ない。

「ぐわあああああああああ」

コツ、コツ、あいつが近寄ってくる。

「やめろ、くるな!こないでくれ!」

「ニヒ、」

ゴッ、




終わった。俺は、死んだ。目の前が真っ暗で何も見えない。何も無い。

「おい、人間。」

反射的に振り返ってしまった。俺は死んで、身体がなにはずなのに。黒く染まって、何も見えない目に、椅子に座った少女と真っ白の壁がみえた。

「なんなんだよ。」



頑張って書いていくので、これからもよろしくお願いします。

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