この世界は灰色だから
この世界は灰色だ
僕は思った
人間、表に出してる部分が全部じゃない
そう、僕には見えない違う別人が心の隅に居座ってる
暗い場所で膝を抱え込み、自分の出番を今かと待っている
確実ではない、でもそうなんだ
何故なら
この世界は灰色だから
人間という生き物は必ずと言っていいほど、本当の自分を出したがらない
僕にはそれを理解することが出来ない
むしろ苛立ちさえ感じる
必死になって裏の自分隠しちゃってさ
見てて不愉快だよ
もっと楽に構えればいいのに
こう思うと僕は人間が大嫌いになる
さらに、本当の自分がばれた人間は
焦り、取り乱し、恥ずかしがる
中には絶望する人間もいる、
もちろん、全く理解できない感情だ
もう、もう一人の自分を心の隅に閉じ込めておく必要はない
それなのに、決まった表情を見せる
とても、みっともないよ
でも僕がこんなこと、世界に叫んだって誰も自分を改めたりしないだろう?
人間は賢い、
だから世界中の人間が本性を晒けだしたら
ドロドロした世界になることが目に見えてるんだ
だから僕は何も言わない、思っているだけだ
今日もこんなことを考え、居心地の悪い世界で生きる
世界が灰色だから
少年は本当の自分を隠す人間が嫌いです。
みんなみんな本当の自分を晒けだせと思っています。
でも、この考えの表側では笑顔で友達や親と会話する少年がいます。
少年は本当の自分を隠す人間が嫌いです。
でも少年自身この考えを誰に話したことはないのです。
思っているだけです。
少年自身も裏のある人間なのです。
自分が嫌いで仕方ない少年の世界は灰色です。
なんか上手く解説出来なかったり、上手く構成出来なくてごめんなさい、考えていた詩が作りにくかったので、少し崩した形で、ほぼ自己満足の形で書いた詩です、ちょっと訳の分からないところがあるかもしれないです。すいません(´・_・`)