表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ライディング!  作者: hungry
11/30

自動車部 5

「なんで私が?レース用箒なんて持っていないし、なにより未経験ですよ。」

理香が反論する。


それに八王子が答える。

「道具一式は、橋本先生がレースをやっていたから、それを借りよう。ついでにサーキットの走り方も教えてもらえるように頼んでみよう。」

「橋本先生に悪いですよ。なんで私がレースしなければならない答になっていないですし。」

「お前、今朝の件で輪に文句を言うつもりだったのだろう。どうせなら、レースで勝ったほうがスッキリするだろう。」

「それはそうかもしれませんが・・・だから私は未経験ですって。」

「実はサーキットの許可が下りるまで一ヶ月かかる。その間練習すればなんとかなるはずだ。それにサーキットを走れば格段に腕がつくぞ。」


「・・・・。考えさせてください。」

「ゆっくり考えろ。けど、早いほうが練習時間多く取れるからな。」

「はい。わかりました。」


八王子は輪に顔を向け、

「お前は練習はどうするんだ?」

「テキトーにやるから大丈夫だよ。しかし、素人が混じったら危ないよ。」

「そこはまかせろ。俺も橋本先生もプロだからな。」

「言うね。期待してるよ。」



部員がニヤついた顔で言う。

「へっへっへっ、話しかける良い理由できましたね、先生。」

「何のことだ。別に橋本先生に興味なんぞないぞ。」

と、テレながら反論していた。


輪が今の話を聞いて思い出したように言った。

「お前、今朝の箒の女か。どうだ、なかなか良い追い抜きだったろ。」

自慢げに話だした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ