1話 中学生って大変です
「オリジン」から数百年。
世界には科学と・・・魔術が一般的にしようされて存在している。
科学は「オリジン」前と変わらず、テレビや、冷蔵庫やとたくさんの形で生活のサポートをしている。
では、魔術は?
魔術は人間達が神から授かった新しき力としていたるところで使用されている。
ある者は何かを作り出し、ある者は人を治し、ある者は武力として使用している。
サルでも分かる科学と魔術の歴史書より抜粋
2219年 7月
「魔術の作り出す能力は『創造』と言い、世界でも一般的に使われている魔術で・・・」
時は7月。世間的には夏休みだなんだと浮かれ出す季節。僕こと藤崎健助もこの季節が好きだ。夏休みの長い期間を使ってプールに遊びに行ったり、キャンプに行ったりとたくさん遊ぶことが出来るから。
「なのに何で僕らは授業なんだよ・・・!」
「当たり前でしょ。ウチらは全国で何千もある魔術学校の中で必ずトップ5には入ると言われてる特待学校なんだから」
僕の愚痴に黒板から目も離さずに答えたのが僕の幼なじみの雨宮莉那。特待学校と言われる僕らの学校は魔術の成績上位者一位~七位までを選ばれし七人と呼ぶのだが、莉那はそのセブンメンバーズのリーダー(一位)になるようなやつだ。
そりゃ、この夏休み返上補習も苦でもな「早く帰ってアイス食べたいのに・・・」いわけないよなお前にとっても。
キーンコーンカーンコーン
「よし、今日の授業はこれで終わりだ。創造の練習をしておくように!言っておくが危険なものは出すなよ!怪我されて責任問題を問われるのは俺なんだからな!」
それが担任の僕たち生徒に対する言葉?そんな言葉を言い残し先生は職員室に戻って行った。
「ふぅ、やっと終わったーー!さ、ケン帰ろっか」
「そうだなぁ。もう疲れたし、早く帰ってお昼はラーメンでも作るよ」
「アンタ、ラーメンばっか。栄養バランス偏るよ?」
「ラーメンに野菜を入れるから良い」
「あっ、野菜ラーメン?ウチも食べに行っていい?」
「台所に入ってこないなら来てもいいよ」
「なんでよ!」
「・・・」
僕が台所にお前をあげたくないのはお前が近年マンガとかでも見なくなった爆発オチを成し遂げるから。
と、前に言ったら創造で金属バットを作って殴られそうになったから言わない。
「まったく、今日も藤崎夫婦はご一緒に食事ですか?いいことですねー」
「「夫婦じゃない!!」」
「一緒にお昼の話してる奴らの言葉なんか信じませーん」
「んじゃ、蘭樹も来るか?こいつと二人だと寂しいし」
「うん?いいのか?奥さんに許可とら・・・分かった。分かったから莉那その金属バットを消してくれ・・・!」
「一発殴ったらね」
「正気か!?一発って致命傷だぞ!?」
「銃弾よ」
「なんだじゅうだ・・・違う!そこは冗談と言ってくれ!しかも殴る相手に銃弾渡してどうするんだよ!?」
今殴られそうになってるのが田宮蘭樹でこいつも僕らの幼なじみ。ていうか、こいつがいるとなると僕らの四人目の幼なじみ春山美奈も来るだろうし。あいつもお腹すかせてるだろうからここは蘭樹の助け舟出しておくか。
「はいはい、そこまで。僕はおなか空いたから早く帰りたいの」
「アンタみたいなチビの奥さん扱いされるのが気に食わないの!」
「いっぺん決着つけてやるから表出ろや!このまな板が!」
こいつ!僕の一番気にしてることを!(159cm)莉那の背が高い(165cm)だけなのに!
「ホントお前ら夫婦見てると飽きないな。でも、もう帰ろうぜ美奈も待ちくたびれてるし」
「「夫婦じゃな・・・えっ?」」
「早く帰ろうよ!私もおなか空いたよ!」
「美奈、いつからそこにいたの・・・?」
「ぜんぜん気付かなかった・・・」
「ケンくんもリーちゃんもひどいよ!」(145cm)
「まぁ、気にするなって美奈。さぁ、早く藤崎夫婦はお家に連れ帰ってくれるかな?俺もけっこうお腹空いたぞ」
「ホントだよ!藤崎夫婦!」
「「だから、夫婦じゃなーい!!」」
ついに物語りに入れましたが・・・、まだ本質に入れてません!
もう少しお待ちを。