表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤独な翼  作者: Nia
3/4

大天使

天使の神殿。黄金の光が柱の間を照らし、静けさが漂う中、少年は緊張を抑えつつ立っていた。

「ふふ、アゼリアか。もう体調は大丈夫なのかい?」

大天使ミカリス・セラフィムは明るい声で笑い、軽やかに翼を揺らす。まるで旧友に会ったかのような朗らかさだ。

少年は少し肩の力を抜き、浅く頷く。

「おはようございます、ミカリス様。ご心配をおかけして申し訳ございません。」

ミカリスはふっと笑いながら近づき、肩に手を置く。

「今日は捕虜の悪魔の件で来たのか?まあまあ、堅くならなくても大丈夫だぞ。アゼリアは真面目すぎるんだから」

「…その件なのですが…」

ーーーーー

「…捕虜を?お前の判断で?ふむ…」

声に冷酷さと威圧感が混ざる。

少年は少し俯き、言い訳の言葉を口にする。

「はい…戦場で倒すべきか迷った末に、私自身で確保しました。ですが、目的は情報を引き出せるかどうかを試すためです。」

チラリとミカリスの顔を見る。嘘がバレないだろうか。

彼は一瞬眉をひそめるが、軽く微笑む。

「ふむ…情報収集か。ふふ、貴様らしいな。」

弾むような声とは裏腹に、ミカリスの目は氷の刃のように冷酷に光っていた。

「だが、情報収集の名目であろうと、悪魔を生かしておくことは許されぬことだ。存在そのものが汚染だ。討つか、滅ぼすかしかないのだ。」

翼を大きく広げ、神殿全体に圧力を放つ。

「承知しております…。」

本当は…殺したくない。だけど、言えない…。

ミカリスは深く息を吐き、声は冷たく、しかし落ち着いている。

「捕虜の件はお前に任せよう。だが、決して情を抱くなよ?悪魔は、悪魔なのだから。 利用価値が無いと判断した場合は、すぐに処刑するように。」

少年は静かに頷いた。しかし、まだ自分の中で問い続けていた。正義とは一体何なのか…。

大天使ミカリス・セラフィム

・大天使

・悪魔嫌い

・アゼリアは、天界に必要な存在だと思ってる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ