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寝ている その8
「いっかーん!! 匡助くん! さっきの奴が仲間連れてくるぞー!!」
「うい! 田中のおっちゃん! その前に俺が集団催眠術者を先に見つけてくるよ!」
広大なホールは人がごっただ。
なので、テロリスト集団が俺たちを袋叩きにしにくるのは、まだ先のはず。その前に……うん?
なんか、匂うぞ?
でも、この香水のようなお香のような悪臭のような?
その時、恵美ちゃん率いるファンたちが、出入り口から突撃してきた。瞬く間にホール全体が騒然として、寝息を立てた?!
「みんなおやすみー!! あ、おやすみのところアレなんだけど! 大事な観客たちだけは最優先で助けるるるん!!」
「おおおおーーー!!」
「おおおーーー!!」
「おおおーーー!!」
推し活たちの一人。太った男は、急いでテロリスト集団たちを一人ずつ青色のフィールドで包んでいく。
もう一人の推し活が、その後観客全員を瞬間移動させた?!
「やっりーーー!! よっしゃ!! たーまやーーー!!」
俺はステージに急いだ。
異能の力の残り時間は1分だ。