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尽神日記  作者: るーく
6/17

尽神日記~3月5日~

3月5日、晴れ。


英語が終わった。


もうフラフラだ。


結局一睡もできなかった。


帰ってから布の裁断をして、仮縫いをして、結構作業は進んだ。

この分ならなんとかなりそうだ。


試験の方は残すところあと1日となった。

これが終われば試験休みだ。

両立は厳しいが、気力を振り絞って僕はがんばっている。




いい天気だ。



ここのところ雨が続いていたから、なんだか爽快な気持ちになる。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「なるかアアアアアアアアアアアアア!!!!」

日記帳をかなぐり捨てた尽神月流は、いつものように部屋で雄叫びを上げた。


そう、確かに外は爽快な天気であった。

しかし尽神月流は学校での試験を終えた後、安堵感に浸る事なく直帰したのだ。

部屋には分厚いカーテンがひかれ、機密保持がバッチリな状態になっている。


こもったら最後。


朝だか夜だか分からない。


散らかった部屋が神経をよけいに刺激する。


叫び出したい気持ちをぐっとこらえ、尽神月流は呟いた。


「落ち着こう」


息を吐いて、目を閉じる。


「そうだ。落ち着け」


深呼吸を何度も繰り返すうち、刺々しかった精神が次第に収まってゆくのが感じられた。


「よし、落ち着いた」


尽神月流は目を開ける。




「・・・・・」





荒れ果てた部屋が、よりくっきり目に入った。





「落ち着くかアアアアアアアア!!!!!」



†To be continued.†

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