開始
その翌日…
昼休みに二人はコックリさんの準備をし…その時点で二人の周りにはたくさんのギャラリーが集まっていた。
「あの二人がまた何かするのか?」
「今日はコックリさんをやるらしいよ」
「面白そうだな」
ギャラリーが口々に勝手な事を言って盛り上がっている。
「なんかずいぶんたくさん集まったな」
淳也が呆れてそう呟いた。
「気にするな。いつもの事だろ?」
零二は慣れているようだ。
二人がこんな風に何かの実験をするのは今に始まった事ではない…
つい先月も「ミニ四駆のモーターに火薬を詰めたら火薬の爆発力で加速するのか?」という実験をしたばかりだ。
ちなみに、そのミニ四駆はモーターが爆発して壊れてしまった…
「じゃあ始めるか」
淳也がそう言った直後、ギャラリーが歓声を上げた。
「コックリさんコックリさんどうぞおいでください。もしおいでになられましたら「はい」にお進みください」
淳也がそう唱えて零二が復唱する。
しばらくして、十円玉が「はい」に進む…
ギャラリーが静まり返った…
「淳也。お前動かしたか?」
十円玉に指を置いたまま零二が恐る恐る尋ねる…
「全然。お前じゃないよな?」
青ざめた表情で淳也が尋ね返した。
「ああ。僕じゃない」
「何か質問しようぜ零二」
淳也がそう言った。
「そうだな・・・」
零二が少し考える…
その時、ギャラリーの一人がこんな事を言い出した。
「淳也の好きな子聞いてみようぜ!」
「なっ!?」
予想外の所からの不意打ちに淳也は狼狽した。
「それにしよう。僕も気になる」
零二が笑顔でそう言った。
「ちょっと待った!何で俺の好きな子なんだよ!これは罠だ!何かの間違いだ!」
淳也が新世界の神っぽくそう言った。




