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たそがれ怪奇譚第1部 追憶篇   作者: 狐好亭黒介
追憶篇その1 こっくりさん
3/40

狐月side 2

「あれって本当に霊を呼べるのか?」


淳也が零二にそんな風に尋ねた。



「思い込みだろ。そもそも非科学的だ」


零二がはっきりと否定する…



現実的な考え方だ…でも本当に霊を呼べるんだよな…



「科学が全てじゃないと思うがな。なら実際に試してみるか?」



淳也がそんな事を言い出した。




ー“試すだと?あの降霊術を………”




これは止めないと後々面倒なことになりかねないと悟り…



私は席を立った。





「それはいい考えだ」


零二も淳也の提案にうなずいた。




「やめておけ」


私はそう言って二人の前に立った。





「へっ?」


「?」



二人が唖然とした表情で私を見ている…



「コックリさんなんてやめておけ」



私は二人にそう警告した。




「誰だよ!お前には関係ないだろ」


淳也があからさまに気分を害した様子でそう言った…



「私は神埼狐月…コックリさんは危険だ。やらない方がいい」



私は続けざまに「コックリ」がいかに危険な儀式かを警告の意味を込めて二人に説明した…



「コックリは必ずその質疑応答に応じて見返りを欲する………」



「その見返りが油揚げとかならまだしも………体の部位……例えば目玉とか足とか手……頭部だったり……」



「最悪……体をコックリさんに乗っ取られ……目につく人間を殺しまわり最終的にコックリに魂を食われ自害する……」



「だからコックリさんはあなたたちのような無知な人間がやって良いものじゃないから……大人しくやらないことを奨める。」




実際にとある小学校で『コックリさん』を集団で行い全員が無惨にも殺され



コックリさんに乗っ取られたであろう生徒は教室から飛び降り自殺……四肢が細切れになり首が半回転していたという……




だから……コックリさんは命を脅かすほど危険な儀式なんだ……



しかし二人は顔色1つも変えず




「嫌だね。どうなろうとお前には関係ない」 



淳也ははっきりとそう言って私の話を聞こうともしなかった。



私はもうどうでもよくなり……




「霊的儀式を軽んじる奴は大嫌いだ……。」




それだけ言うと私は席に戻った…



狐月Side 終

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