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一触即発
「あなたみたいな存在そのものが厨二病な男子より狐月先輩の方が何倍もかっこいいです」
理佳はそう言い切った。
「クロを馬鹿にするなサイコレズ!クロは存在そのものが厨二病じゃないんだから!優しいしかっこいいし命懸けで私を守ってくれる最高の男子よ!」
小夜が刀に手をかけながら理佳にそう言い返した。
「私はレズじゃありません!狐月先輩が好きなだけです!」
小夜と理佳のにらみ合いはヒートアップして互いに火花を散らし始めた。
「その辺にしとけ理佳!」
「やめろ小夜」
黒田と狐月が同時に声を上げた。
それでその場はようやく治まった。
「理佳が失礼した。ここは私に免じて許してやってくれ」
狐月が黒田に頭を下げる。
「こっちも小夜が失礼した。あんたの後輩の言った事は気にしてない」
そう言って黒田も狐月に頭を下げた。
「それはそうと、どうすれば元の世界に帰れる?何かいいアイデアはないか?」
黒田が狐月に尋ねる。




