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たそがれ怪奇譚第1部 追憶篇   作者: 狐好亭黒介
追憶篇その3 異世界
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アナザー

「それで君達は何をしているんだ?」



今度は淳也が尋ねる。



「簡単に言うと、俺達は平行世界かもしくは未来から来て元の世界に戻る方法を探してる」



「?」



オカルト同好会一同の頭上に疑問符が浮かんだ。



その後彼らは校舎内に入り、そして詳しい話を聞く為に空き教室に入った。



「電車に乗ってしばらくしたら急に眠くなって気がついたらたそがれ町に着いてた。でも・・・」



「君達の知っているたそがれ町じゃなかった、という事か」



黒田の話の続きを淳也が途中で察した。



「ああ。その通りだ」



黒田が同意する。

 


「それに銃刀法違反で捕まりかけた。俺達の世界では銃や刀剣の所持は合法なんだ」



「どうしてそんな事に?」



淳也がそう尋ねた。



「それについては詳しく説明する必要があるな…」


「俺達の世界では超能力が科学で解明されている。」


「それで能力者による犯罪が多発したから銃刀法が大幅に改正された」



黒田が自分の世界の時代背景について語った。



「じゃあ君達も使えるのか?超能力」



淳也が恐る恐る尋ねる。



「もちろんだ。小夜!」



黒田が名前を呼ぶと同時に小夜の姿が消える。



「うわっ!?」



小夜は淳也の後ろにいた。



「テレポートか!」



零二が驚く。



「で、俺の能力は重力を操る事だ」



黒田がそう言うと机が宙に浮く。机はしばらく宙を漂って元の場所に着地した。



「どうでもいいですけど黒田さん、あなた厨二病っぽいですね」



理佳が唐突にそんな事を口走った。



「!」



理佳以外のオカルト同好会の面々が絶句した。



「まずその黒コート。それがかっこいいとでも?それにあなたの能力、「重力を操る能力」なんて異能系バトルマンガのラスボスかっていう話ですよ。もう存在そのものが厨二病っぽいです」




理佳は黒田をとことん罵倒した。



「理佳ちゃん、一応お客さんなんだし・・・」



淳也が理佳を止めようとする。



しかし…



「うるさいですよヘタレ川先輩」



容赦なく罵倒された。



「そこはせめて稲川先輩であって欲しかった・・・」



淳也がまた崩れ落ちる……

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