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19 お母さん、僕は元気です

 小さい頃に、お母さんが輝く星空を指差して、聞かせてくれた話がある。


 みんな星の(もと)に生まれて来て星に決めれた運命を生きていく。

 

 お金が沢山ある家に生まれれば、食べる物にも困るほど貧乏な家にも生まれる。

 平等じゃないけど星が決めたことだから仕方がない。


 でも、星はニホ達を見下ろす所にいるから、必ず見ているの。

 頑張っていれば、星はその人を助けて守ってくれる。

 決めた運命を少しだけ良い方へ変えくれるんだよ。


 星が落ちて来るのはみんなが他の人を悪く言ったり、助け合わないと行けない時に仲間外れにしたり、困ってる人に意地悪してもっと困らせるから、星が人間に怒って落ちてくる……。


 僕はお母さんが言ってた、星に一番近いところで仕事をしてる。

 命懸けで町の人の安全を守っても、ピザ屋のオジサンみたいに冷たいことを言われたり、フリーの流星打ちをしてるガキ大将みたいに怖いことを言われるかもしれない。


 それでも頑張っていれば星が決めた運命を、少しだけ良い方へ変えてくれるかもしれない。


 だから、今は辛くても頑張って仕事をしようと思う。

 はいけい、お母さん。

 今日も町では、りゅう星がふってきて大へんです。

 でも、しごとはなんとか、やっていけそうな気がしてきました。

 ボクは新しい町で元気です。



                       ニホより。  

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