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諸君、狂いたまえ   作者: カイザーソゼ
第10章 天使の証明
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10-3

 田舎の小学校の教室で、初めての給食が振舞われた。メニューはカレーと簡単なサラダ、プリン、そしてコーヒー牛乳。着物の生徒は初めて見る洋食を不審がった。彼らは匂いを嗅いだり、スプーンで突いたりはするが、容易に手を付けようとしなかった。

 先生は率先して食べた。学校にいる時の彼女は、真面目な格好だった。地味なジャージを着て、黒い眼鏡をかけて、髪の毛を一本に束ねていた。真面目先生の隣には、坊やが座っていた。

 生徒は先生の勇気を尊敬したり、味を尋ねたりした。


「すげー、勇者先生だ」

「坊やより強い」

「美味しい?どんな味する?」


 先生は「とっても美味しいよ?皆も食べてみて」と微笑んだ。生徒は怖がりながらも一口食べた。一瞬で、彼らは幸せな顔になった。


「うんまぁい」

「ペチョペチョしてるね、ペチョペチョね」

「これ持って帰っていい?母ちゃんにも食べさせたい!」


 生徒が喜んで食べる姿を、先生は柔らかい表情で眺めた。


 A「田舎に追いやって、辛い思いばかりさせていると思っていた」

 B「立烏帽子には戦場の方が合っている」

 C「先生あ~んちて!あ~ん!」

 ↓

 A「私は自分の意思でこの村に来た。そういう言い方、止めてくれる?」


 B「……そうね。こっちだと地味な服しか着れないし。でもこの下、ちゃんとお洒落な下着なんだよ?」


 C「はいあーん」と先生は坊やの額を先割れスプーンで突き刺した。

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