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公園のお兄さん  作者: ナマエ
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すれー?


今日もお兄さんとのんびりベンチに座っている。


私がいつものように学校であったことを話していて、お兄さんは聞いてくれている。けど、今日は少し違っていてお兄さんの肩には雀が乗っている。いつもは鳩がお兄さんの腕に乗っていて、私が近づくとどっか行くんだけど今日は鳩じゃなくて雀。それに飛んでいかないでお兄さんの肩にずっと乗っている。なんだかお兄さんは嬉しそうだ。お兄さんは手じゃ大きすぎるから指で雀の頭を撫でていて、雀は気持ちよさそうに目を瞑る。


「お兄さん、雀と鳩が好きなの?」

「ああ!」


思い切って、鳩と雀が好きなのか聞いたら、お兄さんは力強くこたえた。おお、なんかすごい。


「鳩や雀だけじゃなく、他の鳥も好きだぞ!!」

「へーたとえば?」

「鴉も白鳥も鶴も小鳥も駝鳥もキウイもな!!だが一番はやっぱりスレーガだな!!虹色の翼で一枚一枚の羽が……」

「すれー?」


あれ、聞いたことない。外国の鳥かな。すれー…続きはなんだっけ?お兄さんに聞こうとして横をみたら、なぜか固まっていた。


「・・・日本の鳥も好きだし、外国の鳥も好きだ!!いや、それだけじゃ足りないな。俺は全世界の鳥が大好きなんだ!!」

「へー、そうなんだ」


だから、いつもお兄さんの周りに鳩がいるのか、と少し納得。けど、好きだけじゃ鳥は近づいてくれないから、どうやったら鳥に好かれているんだろう?


「鳥はいいぞ!」

「うん、可愛いよね」


今日のお兄さんはふいんきがほんわかしている。雀を見ていたら私も撫でたくなって手を近づけようとしたら雀に睨まれてどっかに飛んでいった。


「・・・あ」


飛んでいったほうを見ているとお兄さんに笑われた。


今度お兄さんに鳥に逃げられない触り方を教えてもらおう。

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