第4ー4話 『高まる体温』
「でも、いつもアビルがいる訳じゃないし。私、もう限界かもし__」
ルリコがハルカを抱きしめる。
「!?」
「大丈夫、私は味方だから一緒に戦っていきましょう」
「はい」
小さく頷くハルカ。ルリコの優しさに涙が止む。
(忘れてた……こんなに人の体があったかいって……)
ルリコがにちゃぁ〜〜〜と笑む。
仕事帰り、歩行者用信号機の赤色が煌々と光る。アキがハルオとのLINEを開く。
「夏休みに家族みんなで旅行いこう!」
「ハルオはどこかいきたいとこある?」
2件とも未読スルー。
ため息を漏らすアキ。信号が青になり歩み出そうとした瞬間、カメラのフラッシュをを浴びる。
「ッ!?」
微笑みながらカメラを下ろすマサミ。
「旦那さんとうまくいってないみたいですね」
「あなた、記者か何か?」
「まぁ、そんな所です」
「今時、珍しいわね。儲けられるの?」
「えぇ、私が届けるのは真実だけですから」
ある写真をアキに渡す。
「何、これ……!?」
写真に目を疑うアキ。
「旦那さんに愛されたいんですよね? 安心してください、アビルと戦わずともポイントは増やせます」
写真にはラブホでハルオが一心不乱に腰を動かしレイと交わる姿。
「不倫相手を殺せばいい」
名前 プラリィア名 キーポイント
月島レイ リィアジッカー 快楽
伊藤ルリコ リィアハナビ 富
章野アズハ リィアセシィ 自尊心
斜々羅リッカ リィアナャーコ 自由
旗部アカリ リィアリムス 明るい未来
唐堂ハルカ リィアルビア 家族愛
沼倉アキ リィアニコー 色褪せぬ愛
彦宮ナギサ リィアキャット ??????