『思考酩酊の、オレンジジュース』・・・『詩の群れ』から
『思考酩酊の、オレンジジュース』・・・『詩の群れ』から
㈠
思考が酩酊状態で、何やら発狂輪廻の登場だそうだ。
何だって、そんな酩酊で、街を歩く不可思議の所作は、大胆不敵だな。
㈡
しかし、見てみろよ、完全明晰の思考が逆に現実に疲れる時、我々はアルコールを必要とするだろう。
そうか、しかし、俺の場合はオレンジジュースでも、思考酩酊だよ。
㈢
え?
そうだよ、問題は、本質的に酔うというよりも、精神的に酔うことが、必要不可欠なんだ、だろうだ。
㈣
抜本改革の末、そこまで辿り着いたなら、思考酩酊も、気分の影響が多々あるということか。
オレンジジュースの魔力さ、俺もお前も、狂う前に、既に狂っていたんだ、そうだろ。