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ワケアリ四天王   作者: アンチSR
7/11

Vol.7 四人の教官

《第3話 4人の教官》

アーロン皇子が444号室を出たのを確認した後、今まで全く喋っていなかった四人の男のうち、黒い肌の髭モジャモジャのおっさんが口を開いた。

「私たちは教官です。あなたたちが"真の四天王"になれるように全力で教育します」

「そんなことよりあなたたちは誰なんですか。自己紹介もしないで生意気な」

高校を自主退学し、自殺した山口沙里が言った。

「あっ、そういわれれば自己紹介してませんでしたね。私はロジャースと言います。南原くんを指導します」

すると、ロジャースの横に立っていた別の男たちが、

「私の名前はマレー。主に錦本さんを教育します」

「僕はゲレンです。ダムで働いています。山口さんを指導します」

「俺はギラ。住野さんを担当します。住野!よろしく」

と順に自己紹介した。

「なぜ、僕たちは四天王なんですか。普通に過ごすことは出来ないんですか。僕たちは一体何やらされるんですか」

南原はそう言ったが、彼のモゴモゴとした話し方を誰も聞き取ることができなかった。

「何か、言いました?」

と思わずギラがいった。その時南原はなぜ聞こえなかったんだろうとクエスチョンマークを浮かべながら、

「いや、何でもないです」

と言った。するとロジャースが、

「まあいいでしょう。取りあえず今日はここで一晩を過ごしてください。明日から早速指導をします。集合場所を言っておきますね。南原くんはタバレス宇宙研究所のアース・パーク、錦本さんはタバレス国立大のマレー教授の研究室、山口さんはタバレス第1ダム、最後、住野くんはタバレス1丁目消防署にそれぞれ来てください。集合時間はそれぞれ10時です。時間厳守でお願いします。場所が分からない時はタクシーを使ってください。一応タクシーの電話番号もそこに置いておきますね」

と言い残して4人は部屋に出た。


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