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篝火

作者: 神原 真生

塩の街には

似通った患者がぽつり。

たらい回しにされた

痛々しい身体はひびが入り砕けそうだ。

私は目を逸らす。

ただ心残りは

知らないはずの私。

呪われたはずの私を

切り離して

理解してくれた誰かのことを

はっきりわかるのだ。

離れてはダメだ。

蓮根の穴のように開いた穴に

たっぷりのルイボスティーをそそいであげなくては。


門を飛び出す。

走るのだ

溶けてしまう前に

地獄の中に

たまたま見つけた野バラ

全く理解されないかもしれない。

まだ自分には変えられないかも知れない。

ダメだ考えるな。

怪我をしていても

泥だらけでも飲み込むのだ。


その街には

落下するだけの私がいた。

はっきりとは言えないけれど

ひどく眩しく

落陽の空を見れたら

謙虚な心をさらけ出せるだろうか。

ただの私にできるだろうか。


もうダメかもしれない。

後ろから包み込んだ朝日。

孤独だったと感じることが

馬鹿らしく思えて

無駄だと思っていたものは

もう明け方の空に溶けた。

呪いのように絡みついた言葉は

葉の裏から這い出す。

なんだ、簡単じゃないか。

今を生きなくては。

良ければ感想どうぞ。


意味不明とか、意図はなに?とかいう質問は受け付けておりませんのであしからず。



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