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居場所+居場所
堂上まりかはすべてに疲れきっていた
退屈しきっていた
なんにでも同意しないと徹底的に排除しようとする
同級生たちに
目の前に見える問題を視界の端に追いやり
全部やり過ごそうとする教師に
日々仕事におわれ「後でね」しかゆわなくなった
母親に
その母親だけを働かせ日々パチンコ屋と
仮想世界(ドルトンクエスト10)を往復して
生きてるゴミカスな義父に
この夜のはてまで走ったらもう少しましな場所まで
たどり着けるのかな?
そう思って自分の持ちものとよべる持ちものを
積めるだけ愛機よっしー号(250cc)に括りつけ家出
他県のネカフェから新しいバイト先に通う日々に
なって7日目
いまだに親からの捜索願みたいなのは
出ていないように見える
『ほんと人生リセマラしたいよ...』
つかれきったバイト帰りのコンビニイートイン
そんな失意のどん底でガラスごしに見た
自分の半身ほどもあるリュックサックを背負い
コンビニの入り口で入れず躊躇している
6歳児の姿はなんだか人生のゲーム運営が遣わした
天使のように見えた
『入りたいの?』
コミュ障JKがもっている限界コミュ力を駆使して
その天使に話かけてみた




