表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒーローが生まれるまでのおはなし  作者: けしごむとぶんどき
5/6

居場所

ひろむには荷物とよべるものが本当に少ない






大きめ厚手のバスタオル2枚



小さなタオル3枚



くつ下も薄手のものが3組、あとはパンツ







服はたまにどこかから送られてくるもののうち



先に年長の子どもたちに1通りいいのを



抜かれたあとの残りかすのものばかり







そんなだから気にいったものはないのだが



ものを大事にするひろむの性格からか



すべてきれいに折りたたまれてはいる







あとは生活用品が少々とA5サイズの2つ折にされた



紙の束をコンビニ袋につめたもの







それとたまにもらう硬貨をその都度使わず



ためておいた黄色い電気ネズミピケチューの



貯金箱







これら全部いつかゴミ置き場に出される直前に



救出してふとん置き場のすみに隠しておいた



ひろむの体躯に対してしょうしょう大きすぎる



リュックサックにつめこんで







『さぁいくか...』







時刻は真夜中2時。



他の子どもたちはみんな熟睡してる








あとは大人たちだが.....








おそるおそる廊下を足音をけしながらすすむ







ゴールの勝手口へむかう道は園長の眠る部屋に



建具ごしに隣接している







「みすでぃえくしょんだ。気配をけしきるんだ...」







ひろむはいつも見ていたイケメンしか出てこない



技バトル系バスケアニメでおぼえた言葉を



呪文のようにくり返しながら慎重にすすんだ







築40年の床がきしむたび心臓をつかまれるような



思いをおぼえながらもどうにか勝手口に



たどりつき....







カチャッ







「ふぅ」








1人ですう外の空気は自由の匂いがした












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ