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張鼓峰事件

〜7月11日〜

ソ連軍の張鼓峰の占拠から始まった『張鼓峰事件』は大規模武力衝突に発展していた。

ソ連軍が張鼓峰を軍事占領した時、すぐさま第1強撃機械化軍がソ連軍を撃退したことから、ソ連軍の大部隊を呼び寄せることになった。

史実では、このソ連の大部隊に執拗に攻撃され、停戦はしたものの結果論から言えば、日本の敗北であった。

しかし、国防軍の戦略により、配備されていた第1強撃機械化軍が敗北するはずも無かった。

日本軍は、兵器の隠蔽のために旧式の武器や輸出用戦車を使った。


〜8月6日〜

満州・朝鮮・ソ連国境 張鼓峰

前日に、ソ連は、歩兵1万5千、BT−7戦車30輛、野砲200門をもってして、攻撃を仕掛けてきたが、この攻撃に対して、日本軍は、第一戦車連隊(41式中戦車改15輛)、第一自走砲連隊(美濃型自走砲15輛)、第二自走砲連隊(美濃型自走砲15輛)2個歩兵師団を出した。


ソ連軍の被害は、歩兵4千人戦死、6千人戦傷、戦車全滅、野砲100門が大破という、甚大な被害を出してしまった。


そして、翌日この被害に驚いたソ連軍は、歩兵5万、BT-7戦車100輛、野砲など300門の増援を送った。


ブリュヘル

『全軍突撃!!!』

ソ連側の司令官ヴァシーリー・ブリュヘルは、一度撃退されたのにも関わらず兵力を5万ほど増強しただけで、前回同様、兵力にものを言わせた突撃を行った。



高木 轟

『ソ連は学習能力は無いのか・・・美濃型自走砲を全輛出せ!砲撃用意!撃てぇ!!!』



ソ連兵

『ぎゃ〜〜〜、た、たすけてくれ』

『足がーー俺の足がーー』

『日本は化け物だ!!!もう終わりだ!!!』



ブリュヘル

『逃げるな!!!逃げるものは銃殺刑だ!!!』

そのとき、砲弾がブリュヘルの近くに落ち、ブリュヘルは戦死した。


美濃型自走砲の39口径155mm榴弾砲が一斉に火を噴いた。この攻撃が10分間続けられた。

この攻撃により、ソ連は、総兵力5万5千のうち1万が戦死、2万人が戦傷、5千人が捕虜、戦車80輛大破、野砲200門大破という甚大な被害が被った。


高木 轟

『ふん・・・雑魚が!!!全軍そのまま通常の警戒任務を行え!!!』


部下

『は!!!!』


8月8日

モスクワで、停戦会議が開かれた。停戦会議は終始、日本側に有利な展開だった。

そして、決まった内容は、

1、日ソ両軍指揮官は、軍事行動停止に関し、両国政府の決定により、今後張鼓峰付近においてはいかなる事件も発せざるため、万全の処置を取ることを保証する


2、1938年8月8日午後8時より、ソ連軍は張鼓峰稜線北部において、ソ連軍主力を稜線より1km以上の線に後退する。


3、日本軍は、ソ連に捕虜の返還をする。


4、ソ連は、日本に1000万ルーブルの賠償金を支払う。




モスクワ


スターリン

『なんだと!!!!日本に賠償金を支払うだと!!!こんな屈辱あってたまるかぁ!!!!この仕返しは絶対してやるぞ!!!』


日本というアジア人に、賠償金を支払うという、屈辱的な内容はスターリンを激怒させ、この交渉で、捕虜返還された兵士5千人をはじめ多くの軍人が、粛正として処刑されたりシベリアで強制労働に従事させられたりした。


スターリン

『日本兵はかなり強力な戦車を持ってたみたいだな・・・・ソ連も新型の戦車を作らねば・・・』

スターリンは、すぐに軍に、新型戦車の開発を要求した。


〜アメリカ〜

ホワイトハウス


ハル

『これが、日本軍が、ソ連軍を破りました戦いの報告書です。情報源は、満州人に金をつかませしらべさせました。』


ルーズベルト

『・・・・新型戦車を日本軍が使用だと!?ばかな!!あの低能な黄色猿どもに、我がアメリカ合衆国の戦車が遅れをとるはず無いだろう!!!この報告書は、信憑性に欠けるな!!!』


ハル

『はい。私も同意見です。しかし、なんらかの新兵器を開発した可能性があるので、こちらもさらなる軍拡をしてみてはいかがでしょうか?』


ルーズベルト

『うむ。わかった。軍にさらなる軍拡の計画書を作成するように伝えろ!!!』


この後、各軍から計画書が提出され、ルーズベルトはこれを承認した。

陸軍計画書:M2A1中戦車を500輛生産、高火力の中戦車の開発・生産、

海軍計画書:ワスプ級空母5隻、コロラド級戦艦5隻を建造。サウスダコタ級戦艦・エセックス級空母の開発、F2AとF4Fの開発


ルーズベルト

『戦争が始まった暁には、日本など滅亡させてくれるわ!!!』


〜ベルリン〜


ヒトラー

『日本は戦車後進国のはずだが・・・・今回輸出された戦車は全てが我がドイツ軍戦車を上回っておる・・・日本への見方を変えねばな・・・』


フリッチェ

『ハイル!!!総統閣下お呼びでしょうか?』


ヒトラー

『うむ。フリッチェこれを見たまえ。日本の新型戦車の報告書だ。』


フリッチェ

『こ、これは!!!なんと言う性能だ!!!』


ヒトラー

『そうだろう!!!日本の戦車は我がドイツ軍戦車の先を行っている。このままでは、陸軍国家と言われたドイツ帝国が恥をかくことになる!!!そんなことは断じて許さん!!!フリッチェ!!!日本の戦車を徹底的に研究し、日本を超える戦車を開発したまえ!!!』


フリッチェ

『ハイル!!!』



こうして、ソ連・アメリカ・ドイツはそれぞれ更なる軍拡を押し進めていくのであった。









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