表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13

始まり

〜白い部屋〜

『・・・・ここはどこだ?』

目が覚めると、壁が白いだけで、家具も置物も何にも無い部屋にいた。

『・・・・・俺=桐谷 仁は、たしか・・・・アメリカの爆撃によって死んだはずだが・・・』


『はい。間違いなくあなたは死んでいます。』


『!?だれだ?』

振り向くと、紳士服をきた白髪の初老の男性が立っていた。


『私は、宇宙神だ。』


『宇宙神?』

宇宙神とはいったいどこの宗教の神なのか分からなかった。


『簡単に言えば、おまえ達地球人が信仰する様々な神の頂点だ。ゼウスやキリストや菩薩などとは、力の差がブラックホールとミジンコぐらいある。』


『・・・・・・・・で、その宇宙神様が私に何のようですか?』

スケールがでか過ぎてよく分からなかった・・・とにかくとても偉い神なのだろう。


『・・・・もう少しリアクションが欲しかったが・・・まぁいいだろう。単刀直入に言うと、おまえには、もう一つの地球へ転位してこい。』


『なぜ、俺が!?』


『なぜおまえが選ばれたかと言うと・・・・・・・・・・たまたまだ。ちなみに、拒否権などはない。さらにいうと、もう一つの地球はオリジナルの地球をコピーしただけだ。』


『たまたまって・・・・・・。なぜもう一つの地球なんですか?オリジナルの地球じゃなくて。』


『おまえが住んでいた地球はもう滅んだも同然だ。』


『どういうことですか!?』


『説明が長くるが・・・・・・、おまえが同盟国であるはずのアメリカの爆撃によって死んでしまったことは、もう理解したよな?実は、あれはアメリカと中国・ロシア・韓国の密約だったんだ。その密約というのは、日本を占領した後沖縄周辺の島々は中国領へ、竹島・対馬・九州は韓国領へ、北海道以北はロシア領へ、それ以外をアメリカ領とするというものだった。そして、あの日、アメリカがイラク戦争を起こしたときのように日本が大量破壊兵器所持し、それを使おうとしていると世界中に発信し、安保理を破棄して日本に攻め込んだのだ。そして、日本を軍事占領した。それで、米中韓露の密約は成立するはずだっただが・・・・アメリカが欲を出して、日本を分割するときに九州と北海道も要求したのだ・・・軍事力を背景に韓国・ロシアを脅迫し、その両方を獲得した。しかし、韓露も決して少なくない犠牲を払い、日本を滅ぼしたのに、得られた領土が少なすぎるということに不満を持ち、突然、密約の内容を世界中へ暴露したのです。世界はアメリカを一斉に批判し、日本の独立を要求した。しかしアメリカは軍事力を背景に各国を黙らせ、暴露した韓国、ロシアへ宣戦布告した。後に、それが核戦争へと拡大し、とうとう地球は死の星と呼べるぐらいになってしまった。』


『・・・・・・・そんなことが・・・』

只只、絶望するしか無かった。


『私は、地球が好きだった。まあ、世界大戦などもあったが見る分には、ひまつぶしになったしな。けど滅んでしまっては元もこうも無い。だから、たまたま選ばれたお前にもう一つの地球で、わたしの暇をつぶしてもらおうと思っている(笑)』


『・・・・ひまつぶしかよ。だいじょうぶか?まぁ・・・いっかいしんでるしたのしむか。』

新たな想いを胸に決意した。


『おまえの行く、年代は1937年だ。そのまま行くのもなんだから特典をあげよう』


『特典?』


『特典は・・・・。まず一つ目の特典は転位した後、おまえが所属する国を選べる。』


『もちろん日本でお願いします!!』


『では二つ目の特典は桐谷様が指揮していた国防海軍対中国艦隊(150000名/総艦船110隻)と桐谷様の四人の親友の

高木たかぎ ごうと彼が指揮していた国防海軍所属特殊海兵部隊(3000名)、

福山ふくやま れんと彼女が指揮していた国防空軍所属中国方面航空隊(190000名/戦闘機/攻撃機/偵察機など9000機)、

小村こむら 沙羅さらと彼女が指揮していた国防中央軍所属ロシア方面国防部隊(250000名/戦闘車両など含め3万輛、航空機4000機、)、

鞍島くらしま ぎんと彼が指揮していた国防中央軍所属特殊諜報部隊(30000名)

桐谷様の奥方の桐谷きりや ゆうと彼女が指揮していた国防空軍所属本土防空航空隊(150000名/航空機7500機)もいっしょに転位してもらう。』


『なに!優が一緒に!!!それに轟と恋と沙羅と銀も一緒に!?これは心強い!!』


『で、最後の三つ目は一度だけおまえ達に必要な物資を送る、一度しか使えないからな。』


『わかりました。』


『では、もう行け・・・』

そう言った瞬間、仁の体を光が包んだ。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ