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第四話
うわぁ、ああ、よく寝た。
さゆたんも着いたなら起こせよ。
本当、そういうとこグズだよな⋯⋯。
「それで、さゆたん。コイツを殺ればいいのか?」
「ダメだよ。それは多分、ミコちゃん」
ミコちゃん⋯⋯。
ああ。サリーか。
本当、コイツは毎回毎回、懲りずに面倒起こすな。
「じゃあ、ぶっとばすだけならいいだろ!」
あたしはそう言ってソイツをぶっとばした。
まったく効かん。
「ななちゃん、ななちゃん。浄化魔法だよ。浄化魔法」
「浄化魔法? あたしにそんな高等な魔法使えると思ってんのか、さゆたん」
「えっ? 何度も使ってるでしょ。ほら、右掌を天にかざして!」
コイツ、バカか?
そんなんで浄化魔法が使えたら、あたしも魔法学校なんか10年もいなかったよ。
そう思いながら、あたしは右掌を天にかざす。
ん?
ん、なんだ?
右掌から白い光が⋯⋯。
なんじゃこりゃあああああ!
その白い光がだんだん大きくなって目の前の化け物も包んでいく。
本当になんなんだ!
目の前には傷だらけの魔法少女サリーがいた。




