第2節 踊る女
1-1
街道から外れた山道は、街灯もまばらで真っ暗だった。
丙班の車のヘッドライトが、路肩のガードレールと枯れ草だけを白く浮かび上がらせる。
遠くでフクロウが鳴く声。 アスファルトに積もった薄氷をタイヤが砕く音。
その先に、ぽっかりと穴が開いたような黒があった。
「踊女トンネル」と書かれた古びた標識。 そこから、鋭利な冷気が流れ出ている。
戌亥(……うわ。わかりやすいくらい“出そう”な雰囲気だな)
トンネルは片側一車線。 コンクリートの壁には黒い水の筋が垂れ、出入り口にはびっしりと落書きやらお札やらが貼られている。
「踊女降臨スポット♡」 「ここでキスすると別れる」 「マジで出た」
などと、まともなものと悪ふざけが混ざっている。
段象の車が少し離れた路肩に停まると、すでに先客がいた。
爆音のマフラーをつけた軽自動車と、真っ黒はバンが一台。
その周囲で、若者たちがスマホとライトを手に、きゃあきゃあと騒いでいる。
スマホのライトが乱反射し、トンネルの天井で小さく瞬いた。
戌亥「……いますね、肝試し組」
兎「あらら、配信者も混ざってるね。あのスマホの構え方……“撮れ高”狙ってるんじゃない?」
段象「…めんどくせぇパターンだな。
余計な動画がネットに流れる」
車を降りると、冬の冷気が一気に肌を刺した。 トンネルの入り口から吹き出す風だけ、さらに数度冷たい。
戌亥(空気が重い……湿ってる。普通の寒さとは違うな)
若者グループの一人、金髪パーカーの男がこちらに気づいて声を上げた。
金髪「おっさんたちも肝試しっすかぁ〜?
いま偶然ナイトウォーカーさんもいるんすよ〜」
もう一人、カメラを構えたサングラス姿の配信者らしき男が、嬉々として近寄ってくる。
配信者「やべ、ガチのスーツ組来たんだけど。
ほらみてみて、“それっぽくない?”
これ、今日一のネタじゃん!」
段象は、無表情のまま首からぶら下げた身分証をちらりと見せた。
段象「夜分に悪いな。こっから先は立ち入り制限だ。依頼が入ってる」
若者たちが「え〜〜〜」と露骨にブーイングする。
金髪「マジっすかぁ? 俺らもう三回くらい往復したんすよ?
何も出ねぇし。踊女のオバケとか都市伝説っすよ」
配信者「“踊女トンネル”完全攻略生放送ってタイトルで配信枠取ってんのにさ〜。
おっさんたち、今話題の特異対策局ってやつじゃない??ビンゴでしょ!
コラボしよ? ね? ね?」
戌亥「……危険な案件なんで。早めに帰った方がいいですよ」
金髪「うわ、真面目系〜。
大丈夫っすよ、“祈りの輪”の動画見ました? 呪いの危険性とかマジで勉強してきてるんで」
配信者「だよな〜☆
“イノルンジャー”来ればワンパンだしw
“呪いは祈りで浄化〜☆”とか言ってるあの赤いやつ〜」
若者の仲間の女子が笑いながら、イノルレッドの決めポーズを真似する。
段象はこめかみを押さえ、深くため息をついた。
段象「……兎。とりあえずお前は記録と最低限の監視。
こいつらの顔とナンバーも一応押さえとけ」
兎「りょーかい。
というわけで皆さん、ほんとに危ないから早めに撤収してね?
“この先、マジで死ぬかもポイント”なので!」
軽い口調だが、その目は笑っていない。
配信者「うわ、“それっぽい”こと言ってくる〜。
じゃ、ちょっとだけトンネル前で〆撮るから、それ終わったら帰るってことで!
“特異対策局らしき人たちに止められた回”ってタイトルにしてアーカイブするわ」
戌亥(らしき、ってなんだよ……)
若者たちは車の前に集まり、配信者がスマホを自撮り棒に固定してライブを始めた。
配信者「はいどーもー! “零感ナイトウォーカーch”ですけど〜!
今日は最恐心霊スポット“踊女トンネル”から生配信してましたが…!
今マジで“それっぽい”スーツの人たちに止められてるんだけどぉ〜w」
スマホの画面には、暗いトンネルと丙班のシルエットが映る。
チャット欄には
《草》《やばそう》《踊女はガチ》
とコメントが流れていた。
戌亥は、トンネルの口の暗がりを見ていた。
闇の奥から、何かがこちらを見ている感覚。 目では追えないのに、背骨に指先で触られているような“視線”だけが伝わってくる。
戌亥
段象が小声で言う。
段象「兎。まだここでは感覚強化は最小限にしとけ。
“祈り"が動画に映ると厄介だ。」
兎「了解。第六感の微弱共有だけで……」
兎の祈りが、かすかなさざ波のように空気を撫でた。
世界の輪郭が、少しだけ濃くなる。 闇の密度、冷気の動き、人の気配と“それ以外”のざわめき――
トンネルの奥で、何かが“ずるり”と動いた。
戌亥(……今、天井を這ったか?…速い)
配信者はそんな気配などまるで感じていない様子で、元気よくカメラに向かって喋り続けている。
配信者「じゃあラストは〜、コメントにあった“”おまじない"やって終わりにしよっか。
“トンネルに入って手の甲をうちつけて”ターンするやつ!」
金髪「出たよw バカすぎw」
女子「やろやろ〜!」
手の甲をうちつけると聞き、青ざめる戌亥
戌亥「お、おい!裏拍手は…」
戌亥が一歩踏み出しかけた、その瞬間――
ドンッッッ!!!
重い、潰れるような音がした。
若者たちが悲鳴を上げるよりも早く、 配信者の車のボンネットが、上から拳で叩き潰されたようにぐしゃりと凹んでいた。
鉄板が内側からも外側からも押されたように波打ち、ガラスがヒビだらけになる。
誰も、そこに“何か”が乗ったのを見ていない。
だが、確かに何かが“いた”。
女子「きゃあああああああ!?」
金髪「なっ、はっ!? 今の何!? え、落石!? いや天井なにも――!」
配信者は、呆然とボンネットとカメラを交互に見ている。
画面の向こうでは、コメント欄が火を噴いていた。
《は?》《今の何》《ボンネットwww》《加工じゃね?》《やばいって撤退しろ》《撮れ撮れ!》
戌亥の背筋を、氷のような冷や汗が流れる。
戌亥(……見えない。
でも、確かに“そこ”にいる)
トンネルの口から、ふっと冷気が漏れた。
それはただの風ではない。 “笑い声”に近い、空気の震えだった。
段象(こいつが、“踊女の呪霊”か)
段象が鋭く声を張る。
段象「おい、お前ら!!
ここから先、本当に洒落にならない。
今すぐ下山しろ!」
配信者「く、車どうすんすか!」
段象「後でレッカー呼べ! 命より安いだろ!」
その声音に、本能的な恐怖が混ざっていたのだろう。
若者たちは配信者を置いて、顔面蒼白のまま荷物だけ掴んで車に乗り込み走り出した。
配信者はスマホを握りしめたまま、後ろを振り返り振り返りしながら駆け下りていく。
配信者「や、やば……これマジで……
“踊女トンネル、ガチだった”ってタイトルで……」
声は、山道の闇に吸い込まれていった。
静寂。
残されたのは、ひしゃげたボンネットと、 口を開けたまま、こちらを待ち構えるトンネルだけ。
段象は小さく舌打ちした。
段象「……今の一撃。
トンネルの口から"内側だけ"ボンネットがへこんでいる」
兎「うん。
第六感の感覚的に、トンネル内でだけ力を発揮するタイプのようだね」
戌亥「しかも気配はすぐに消えた。
瞬間移動……か、透明化……か。
どっちにしても、トンネル内じゃ好き放題ってことか。」
冷たい風が、トンネルの闇の中から吹き抜ける。 金属のきしむ音が、遠くから細く響いた。
段象は、白い息を吐きながら言った。
段象「――ここから先は、“日常”の残業じゃ済まねぇぞ。
兎、準備。
戌亥、行くぞ。トンネルの中へ」
段象「あと、戌亥。この前始末書書いたと思うが、あまり無闇に周りを破壊するなよ。」
戌亥は、黒紋の疼きを押さえ込むように右手を握りしめた。
戌亥「…分かってる」
段象「ったく…」
闇の口が、彼らを飲み込もうと待っている。
段象「ーー丙班、踊女トンネル内部へ突入」
三人は、ひしゃげた車の横を通り過ぎ、闇の中へ一歩を踏み入れた。
冷たさの質が変わる。
そこから先は、完全に“こちら側”ではない世界だった。
――
1-2
トンネルへ一歩踏み入れた瞬間、 背中で外の世界の温度が“閉じた”。
――空気が変わった。
足元のアスファルトは濡れているのに、しずくの落ちる音がしない。 壁面を伝う水は凍りつき、細い氷柱になっている。 しかし吐く息は白くない。
戌亥(……温度の概念が狂ってるようだ)
数歩進むたび、靴底越しに振動が伝わる。 何かが――踊るような、痙攣するような動きで 天井を這っている気配。
だが音はしない。
兎は祈り札を指に挟み、小声で詠唱を始めた。
兎「『第六感、探索・微弱感知』……」
張りつめた空気が、ほんのすこし色を帯びる。
段象「まだそれ以上は使うな。今回はお前も現場にいるんだ。
怪異側が“祈り”を察知したら真っ先に狙われる」
兎「……了解」
三人は、横一列で進む。 一歩、また一歩。
暗闇の奥に、踏切のような赤い点滅がわずかに見えた。
戌亥「非常灯……?」
近づくと、それは非常灯ではなかった。
髪だった。
女性の長い髪が、天井から無音で垂れ下がっていた。 それが赤黒く光に照らされているだけだった。
戌亥「ッ――」
その髪が、風もないのにふわりと揺れた。
段象は手で制し、小声で囁く。
段象「“まだ”見るな。 視線を合わせるのが誘因になる可能性もある。」
髪の束は、まるで踊る指のように震え、天井へゆっくり戻っていった。
音はしない。 ただ、存在だけが確実にあった。
兎「……おかしい……。明らかに“ただの霊の動きじゃない”……」
十数メートル進んだとき、 壁のタイルに指の跡が浮かんだ。
“来” “て” お" "い" “で”
四つの指跡が、生々しい速度で、内側から押し出されて浮かび上がってくる。
戌亥「ッッ!!」
反射的に後ずさる。
同時に、背後で何かの気配が“降りた”。
見えない。
だが、地面が歪むように沈んだ。
段象「走れ!!」
三人は一斉に奥へ駆け出した。 足音と鼓動が、閉ざされた空間で何倍にも反響し、位置感覚を狂わせる。
背後から――
コツン
コツン
誰かの足音。
しかしその足音は、
走っても、歩いても、止まっても、
常に“数歩後ろ”からついてくる。
戌亥(速度が関係ない……距離固定型の追跡……?)
兎「……“祈りの第六感”が機能してない!?
あちこちから呪霊の気配!!」
段象「まっすぐ走れ!!
立ち止まった瞬間にやられる!!」
息が締まる。
肺が焼ける。
視界が暗いのに、どこまでも暗くなる。
その時――
ガンッ!!!
戌亥の右肩が、何か“見えない重み”に叩きつけられた。
コンクリート壁にたたきつけられ、骨が軋む。 左足が浮き、身体が横に投げられる。
段象「戌亥!!」
追撃。
何かが、床を蹴る音だけが走った。 目の前で空気が裂けた。
兎が即座に祈る。
兎「『祈り強化・感覚視野 瞬間解放!』!!」
視界が――開いた。
ほんのコンマ数秒。
髪の塊。
裸足。
逆さの顔。
関節の角度がおかしい腕。
そして笑っている口。
ーーーそれが、何匹も、何体もいた。
0.1秒で、十分だった。
戌亥「ッッッっ!!」
避けきれず、見えない手が喉元を掴んでいた。
皮膚が内側からえぐられるほどの握力。 気管が潰れ、目の前がぐにゃりと歪む。
段象が、腕ごと戌亥を引き剝がそうとするが――掴んでいる手は見えない。
兎「くそ、視界を維持できない……!!
追いつかない……!!」
その瞬間――
右手の奥で、黒紋が燃えた。
ドクン。
皮膚の下で白い炎が噛みつくように暴れ出す。
“殺せ” “燃やせ” “踏みにじれ”
未だに聞こえる呪いの声
赫たちと戦った時のあの白い衝動。
戌亥(……今、使えば……“倒せる”)
息が潰れる。
段象の声が遠くなる。
兎の祈りが届かない。
視界が暗くなる。
黒紋が笑う。
“解き放て”
喉を掴む力がさらに強まる。
戌亥(――ぐ……)
そのとき。
――踊るような足音が、トンネルの奥へ跳んだ。
掴む手が消えた。
身体が解放され、咳と同時に膝をつく。
段象「……離れたか!?」
兎「いえ……違う……向こうが一方的に退いた…そんな感じ………」
背筋が、氷の針で刺されたように凍りつく。
視線のない空間から、笑い声が聞こえた。
声ではない。
空気のひび割れのような――笑い。
それが何方向からも聞こえてくる。
段象は歯を食いしばり、押し殺した声で言った。
段象「今朝見た資料は忘れろ。明らかに、聞いていた踊女の呪霊と違う…。
いや、変容している…?」
あの姿の断片。
あの寒気。
あの声。
黒紋がまだ疼いている。
戌亥(――確かに、、ただの呪霊とは思えない。)
段象「退いてるなら今がチャンスだ。
一度出口まで戻るぞ…応援が必要かもしれない。」
背中に冷気が張り付いたまま、三人は出口に向かって駆け出した。
背後では、足音も気配もない。
だが――
出口の光が見えた瞬間、 背後の闇が、ひとりでに“踊るように揺れた”。
見られている。
どこまでも
――
1-3 “出口なき出口”
トンネル出口の非常灯が、ようやく視界に点として浮かび上がった。
走っているのに、距離が縮まらないような錯覚。
だがそれでも、確実に闇の外が近づいてくる。
吐息が白く――はない。
寒いのに、白くならない。
そのことに、戌亥は気づいていた。
戌亥(……“冷気”じゃない。
生命活動の温度そのものを奪ってるような。)
足の感覚が鈍る。
喉が刺されるように痛む。
兎の唇は紫色に変わっていた。
兎「……やばい……肺が…凍るような……
こんなことまで出来る呪霊……聞いたことない……!」
段象「喋るな。とりあえず出口まであと50メートル――」
言葉の途中だった。
“外の光”がすっと陰った。
さっきまで何もなかったはずの出口に……
巨大な人影 が立っていた。
髪。
無数の腕。
関節が逆に折れた脚。
そして――体の大きさが人間の三倍程もある。
戌亥「ッッ!!」
踊女――
だが、資料にあった姿とはまるで違う。
兎「……“変容してる”っ……!
強い怨念が他の呪霊を取り込み…………
人間の恐怖を栄養にして…
それでも稀な事象のはず……!」
段象「奴はトンネル内でしか力を発揮できないはずだ!
ひるむな……!」
踊女の首が、ぐるんと後ろへ270度曲がり、
丙班の方を向いた。
その瞬間――影が跳ねた。
ドンッッッ!!!
見えない蹴り。
いや、空間そのものを叩きつけるような一撃が
段象の胴体を吹き飛ばした。
段象「ぐッ……!」
すぐさま掴みかかる不可視の手。
段象の体が宙に浮く。
戌亥「段象!!」
白炎が疼く。
喉の奥で黒紋が呼び覚まされる。
“燃やせ”“噛み砕け”“全部殺せ”
戌亥(……今、白炎を使うしか…このままじゃ……!)
だが戌亥が考えているうちに
踊女の腕が振り下ろされる。
段象の身体が地面に叩きつけられ――
そこで状況がさらに最悪に転じた。
「うおおおおおおッ!?!?!?
な、なにあれ!!!???」
声。
人の声。
出口の側――
山道に、ライトとスマホを持った影があった。
配信者だった。
逃げたふりをして戻っていたのだ。
“撮れ高”のために。
配信者「マジで出たッッ!!!
見ろ見ろ見ろこれ!!
生放送中だかんなァァァ!!!」
スマホのレンズは踊女と丙班を捉えていた。
画面には視聴者数が激増し、コメントが流れ続ける。
《CGじゃね?》
《ヤバいの写ってるぞ》
《本物?これ本物?》
《逃げろよマジで》
《いいぞいいぞ》
兎の顔色が、一気に蒼白になった。
兎「ま、まずい……!!
“生配信”されてる中で異能を使ったら――!!
特異対策局の情報が完全に流出する!!」
段象「っ……!!
戌亥、まて!今は炎を使うな!!
カメラに写ったら……俺達が呪いを肯定したら、終わるぞ……!!」
踊女の巨大な影が、
今度は兎に向けて跳んだ。
防御も、回復も、祈りも、攻撃も――
何も使えない。
使えば、世間にバラまかれる。
特異対策局の存在、機密、異能、呪い、全部。
八方塞がり。
戌亥の拳が震える。
黒紋が皮膚の下で蠢く。
戌亥(ふざけるな……ふざけるな……!!
呪霊より……“人間”の方が…
配信一つのほうが……
俺たちの手を縛るのかよ……!!)
踊女の腕が兎を引き裂こうと振り下ろされ――
その瞬間。
出口から色彩が飛び込んだ。
「――そこまでだッッ!!!」
舞う紙吹雪のような光。
派手な着地ポーズ。
カラフルな五色のヒーロー。
《イノルンジャー!!!》
イノルレッド「呪霊に屈するなッ!
“祈りは、誰かを想う心だッッ!!”」
イノルパープル「そうよ!ワタシ達が坊やたちを守るのよ!♡」
イノルイエロー「…アレ、確かレッドさんが"パープルは喋ると損だから喋るなって"…」
その声に合わせるように、
配信者の声が歓喜に跳ねた。
配信者「っしゃああああ!!!
これよこれ!!!
イノルンジャー降臨だぁぁぁ!!
撮れ高バグってんだろ!
今日!!」
視聴者数は爆発的に増えていく。
戌亥は、拳を握ったまま、
呆然とも怒りともつかない表情で立ち尽くしていた。
黒紋が、
呪霊ではなく人間の声と無自覚な笑顔に反応して疼く。
(――なんだこれは)
踊女は、イノルンジャーを視認し、
獲物を変えた肉食獣の笑みで声なく嗤った。
イノルンジャーはヒーローポーズを維持したまま、
一歩も動かない。
カメラに向けて、完璧な角度で。
“戦う前に、見せ場を作っている”
戌亥「…………」
怒りで、爪が掌に食い込む。
誰も丙班を見ていない。
段象の血も、兎の震えも、戌亥の黒紋も。
ただ――視聴数だけが上がり続けている。
イノルレッド「さぁ――“祈り”の力で決着をつけよう!!」




