登場人物と神々
登場人物
女王アルセリア・ラトリシア・フォン・ヴィリオス
主人公。可哀想は可愛い。
男爵令嬢時代の名は、アルセリア・パトリツィア・フォン・ティオムーナ。
この「パトリツィア」は、母の兄であるユリウス・グラウベルト・フォン・ティオムーナ男爵の正妻の名を受け継いだものである。
アルセリアは幼い頃、ティオムーナ男爵夫妻の実の娘として育てられ、愛情に包まれて過ごしていた。
ティオムーナ家の人々、祖父グラウベルト、祖母メリオーネ、伯父ユリウス、伯母パトリツィア、従兄リオネル、従姉マリエッタ、従姉ロゼリアの存在が、アルセリアの家族だった。
宰相エリオス・リオレッド・フォン・ヴァハルナハト
アルセリアを絶望の底に突き落とした張本人にして、この国の実質的な支配者。
冷酷で緻密な策略家であり、王家と貴族たちの思惑を操り続ける影の王。
アレクシウスの恋人であり、部下。
アレクシウスへ、ゆがんだ愛と忠誠を向けている。
前国王アレクシウス・ウルリッヒ・フォン・ヴィリオス
エリオスの主。
元は聡明で明るく、民を思う王子だった。だが、国のためを思って王座を狙い、他の王子や王女たちを倒すうちに、アレクシウスの味方も死んでいった。アレクシウスの乳兄弟が死んだのを切っ掛けに、決定的に歪んでいった。
ガルヴァン・ベリオ・フォン・クローデリク
アレクシウスの乳兄弟で、最も彼を理解し支えた存在だった。繊細で神経質な面があり皮肉屋でもあったが、根は優しく、辛い過去を持つエリオスにも細やかな気遣いを見せ、エリオスからは兄のように慕われていた。
しかし、アレクシウスと敵対する王女が民衆を扇動し、守るべき民によってガルヴァンは命を奪われる。この悲劇はエリオスとアレクシウスに深い絶望をもたらし、彼らの中で「民を守る」という理想が崩れ去る転機となった。
女官長オルフェリア・ベアトリクス・フォン・グランディア
アルセリアの母の身分の低さに敵意を抱き、忠誠は誓っていない。表向きは丁寧に接するものの、実はヴァルムがアルセリアの初めてを奪った事件に関与している。
近衛騎士団長ロジオン・ライモンド・フォン・ストラフォルク
民が最優先。平民からの叩き上げで、功績をあげたことにより叙爵された。エリオスの娘が正妻。なお、正妻とは政略結婚であり、関係はあまり良くない。側室であり、幼馴染みである女性が最愛。王位争いの初期、貴族同士の戦争により、父親が無為に命を散らしたことから、王族と貴族を嫌っている。
アルセリアの精神状態には無関心。飢えて死ぬ平民がいるのに、贅沢をしているのだから、女王がどんなに辛いことがあろうとも、そんなことより民を救うべきだと思っている。
大司教ヴァルム・ザルマール・フォン・ダリオールド
エリオスの策謀でアルセリアの初めてを奪った。たとえアルセリアの純潔を奪った相手でも、失脚しないということで、自分に実権はないということでアルセリアは絶望した。
宗教権威の頂点に立ち、エリオスと共謀して王国の民を支配。だが、心臓を病み、最後は密通相手のベッドで哀れな死を遂げることとなる。
第一王女 リュシアナ:アルセリアの1番目の子供。静かで聡明な少女。
第二王女 エルフィリア:二番目の子供。母の心の空虚さを敏感に感じ取り、誰よりも深く傷ついて育つ。
第一王子 ヴィクトール:3番目の子供。その容姿も性格も、若き日のアレクシウスに酷似していた。あかるく人なつっこい。
第三王女 アマーリエ:4番目の子供。誰からも注目されずに育った、影のように儚い子。
第二王子 カスティリオン:5番目の子供。父エリオスに容姿が一番にてる。
光と闇の神は、混沌の神(両性具有)が単身で産んだ兄弟にして夫婦
四大元素の神は、光と闇の夫婦から生まれた
創世神は混沌の神ケイオラ
今の最高神(二柱)
ルミナセレア(光の女神)
ノクタリウス(闇の男神)
四大元素の神々
アエリオス(風の男神)
イグニファリス(火の男神)
テレシエルナ(土の女神)
アクアリーナ(水の女神)
光の女神の眷属
ミスティリオン(運命の女神)
セリヴァリス(愛の女神)
トリウィア(勝利の女神)
ヴァルデリス(知恵の女神)
メリュシア(商売の女神)
闇の神の眷属
クロノセリオン(時の男神)
モルグラヴィス(死の男神)
パルクレイン(契約の男神)
風の男神の眷属
リディウス(芸術の男神)
ストルムレイド(嵐の男神)
ゼルヴォルト(雷の男神)
火の男神の眷属
ファルドラン(鍛冶の男神)
カルメオルス(情熱の男神)
土の女神の眷属たち↓
フェルティリオン(子授けの女神)
ヴァリオンティス(酒の女神)
ヴァレントリシア(閨の女神)
アグラミーナ(豊穣の女神)
ロクセイナ(山の女神)
エルドリュア(森の女神)
水の女神の眷属達↓
グラシェリスティア(氷の女神)
マリセントリア(海の女神)
リヴィオネ(川の女神)
クリスタリオン(泉の女神)
ヴェルシエルナ(沼の女神)
セリフィオーナ(湖の女神)
サルヴァリオナ(癒しの女神)