泣き虫令嬢は公爵令嬢の推し
「メルリィ・フェーネス!!貴様との婚約を破棄する!!!」
「え…?どういう…事…で…しょうか…?」
「しらばっくれても無駄だ!貴様がセレーナに嫉妬しイジめていた証拠はあるんだぞ!!」
「お待ちください!…ふぅ…そのような事は一切しておりません。その証拠を見せてください。」
「セレーナがそう言っている!貴様に酷い事を言われ、物を捨てられたと!」
「……まさかとは思いますが、セレーナ男爵令嬢のその証言のみですか?」
「そうだが?」
「セレーナ様の証言が正しいという確たる証拠はお持ちですか?」
「セレーナは貴様と違って嘘などつかない!!!」
「……この件、当主様はご存知で?」
「これから言う!だが、父上には貴様のような人をイジめるような女を子爵家に入れる所だった、よくやったと感謝されるだろうな!」
バーン!!!
「失礼致しますわ!!!」
「誰だ!!なっ!ルージェ・フォルト公爵令嬢!?なぜここに…!」
「親友の危機ですもの。当然ですわ!ところでセルト・オルロス子爵令息で間違いございませんわね?」
「え、えぇそうですが…?」
「歯食いしばれ!!!」
ボコッ!!!
「いっ!!!は…?何すんだ!!!」
「ルージェ様?!綺麗な手が傷付いてしまいます!」
「メルちゃん…!私の心配をしてくれるなんて…!なんて優しいの!!」
「フォルト公爵令嬢!!!どういうつもりですが!!!急にグーで殴るなど!!!公爵家に抗議します!!!」
「はぁ?うちの親からは感謝されますわよ?よくメルリィ嬢を守った、って」
「は?何を言ってるんですか!フォルト公爵令嬢も公爵様も騙されてますよその女に!!その女はセレーナをイジめていたんですよ?!」
「そのイジメもセレーナ男爵令嬢の自作自演だと白状しましたわよ」
「は?自作自演??」
「えぇ、先程おど、ゴホン。聞いたらそう言いましたわ」
「嘘だ…!そうです!フォルト公爵令嬢が脅したんですね!!!いくら公爵令嬢と言えど無実の人にこんなことして許されるわけない!」
「まだ信じてますの?そもそもあなたが婚約者がいる身でありながら他の女にうつつを抜かしていたのは事実でしょう?その事についてはどう弁明しますの?」
「そ、それは…」
「この事は、子爵家に我々フォルト公爵家とフェーネス伯爵家から正式に抗議いたしますわ。」
「フォルト公爵家は関係ないでしょう!!!」
「ありますわよ?今までの事全部録音してますの。しかもここは学園のカフェスペースで他の生徒も居る。にも関わらずあなたの勝手な想像で公爵令嬢である私をセレーナ男爵令嬢を脅したなどという嘘で貶めようとした。」
「それは…!!!」
「それに…フォルト公爵家ってメルリィ含むフェーネス伯爵家を推してますの」
「おし…?」
「つまりフェーネス伯爵家の人達が大好きってことですわ!」
「わ、私達フェーネス伯爵家もフォルト公爵家の皆様はだ、大好きですわ!」
「まぁ!!可愛いですわ!!!!」
「まぁ、そういうことなので。覚悟してくださいまし?では行きましょうメルちゃん。」
「は、はい!では失礼します。」
「メルちゃん。ここには私達以外だれもいないよ?」
「う…うわぁ〜ん!!グスッ…びっくりしたよ〜!怖かったぁぁぁ!」
「うんうん、よしよし。よく頑張ったね」
「うぅ〜ルージェ様が来てくださった瞬間私とても安心しました〜」
「可愛い!!!!えぇ、他の生徒の皆様が教えてくださったのよ」
「後でお礼しなきゃですね」
「いい子〜!!!ふふっ、本当にいつまで経っても泣き虫ですわね。」
「ルージェ様の前だけです。ルージェ様はその、特別なので!」
「!!!メルちゃん、結婚しましょう!」
「えぇ?!嬉しいですけど、私達の国は同性婚出来ないですよ?」
「出来るようにしたらいいのよ!陛下をおど、説得して!!!」
「ルージェ様…不敬罪で捕まらないでくださいね?」
「心配してくれるの〜!!!優しい!!!可愛い〜!!!!」
その後、セルト子爵令息とセレーナ男爵令嬢はフォルト公爵家の圧で平民落ちした後に荒くれ者に殺されたらしい
そして、メルリィとルージェは同性婚が認められた自国で幸せにくらしてるのだとか
あと、色々な魔法を試しに試して子どもが出来たらしい。
めでたしめでたし。