目覚めたら猫だったニャウ!?
「ねぇ、お母さん!見てこのねこちゃんとめちゃくちゃ可愛い!
」
「あら、そうねぇ。」
えっ!近くに猫がいるの!?みたい!
私、大の猫好きなんだよね!!
私は目を開けてキョロキョロしながら猫を探す。
どこにもいないじゃん!どこにいるの~!
「あっ!ねこちゃん、めっちゃキョロキョロしてる!」
キョロキョロ?何を言ってるの!?そもそもねこちゃんなんて居ないじゃん!
「撫でていいかな?」
ぽふっ わしゃわしゃ…
へっ!?今私の事を撫でたよね!?どういうこと!?
立ち上がったらなにか分かるかも!
……いつもよりも目線が低いな~
そう言えば、見渡した時に近くに水溜まりがあった気がする!
あった!近づいてみよ!
……ギョェーーーー!!!!
本当に猫になってる!?夢!?
猫になってみたいと思ったことはあるけど、いったいどういうことーー!!!
とりあえず1回落ち着こう。
すぅーはぁー すぅーはぁー すぅーはぁー
よし落ち着い……うぎゃ!!
「ねぇお母さん、このねこちゃん飼ったらダメ?」
ちょっといきなり持ち上げないでよ!!
「ウミャ!ニャ!シャー!!」
「いたっ!」
「うえーん!!ねこちゃんが引っ掻いたー!!」
えっえっ、泣かないでよ!……もう!
「ミャーウ…」
ペロペロ
「ねこちゃん、反省してるの?……私も言い過ぎちゃった。ごめんね、ねこちゃん。」
「にゃん!」
「ベルちゃん、お家にねこちゃんは飼えないわ。
ごめんね~。」
「えぇー!ヤダよ!」
「でもねぇ、お家は貧乏だからねぇ~。」
「むぅー、わかったよお母さん……。」
「いい人に拾われることを願いましょうねぇ~。」
「はーい…。」
「じゃあね、ねこちゃん…。」
「にゃう。」
「せめて、このパン切れを…」
「うん、そのくらいならいいわよ。」
パンだ!ちょっとお腹すいてたんだよね!
パクパク うまっ!
でも…今の話を聞いて理解したけど私、野良猫なのか…
どうしようかな…でも今みたいにごはんをくれる人がいればどうにかなるかもしれない!
そのためには……とにかく可愛こぶる!!
よし、そうしよう!
たくさんの人を私の虜、つまり猫の虜にしてみせる!
猫好きの腕がなるわ!!
よし、やるぞー!!
皆さんこんにちは!
怜です!
今作品を読んでくださりありがとうございます!
今作品は代表作とは違い、ほのぼの系にしようと思い書かせて頂きました!
代表作である「濃紫のリシアンサス」もぜひ読んで見て欲しいと思います!
いいねや感想、誤字などがあれば教えて頂きたいです!
では、また会いましょう!