かいととユカリ
かいとは、立ち上がり、歩いていく。
歩いていると、前からふわふわな紺色で毛先が緑かかった少女が来る。
体操着を着用している。
「ユカリ、何してるんだ?」
「あ…かいとさん。こんにちわ」
ユカリはかいとの頬がすり切れていることに気づく。
かいとの頬にすっとふれる。
かいとは、カアアっと顔を赤くする。
ユカリからすると、かいとの焦りに何も気づいてなく、自分の持つ能力を手に込めた。
治癒ができる力を持つユカリはその力を使う。
浅い傷は治りやすい。
「けがをしたときはすぐに来てください。かいとさん。結構けがしてもそのままですよね」
ユカリは静かに話す。
「あ、ありがとな…ユカリ」
「いえ…私はこれしか…できないので」
「人のけが治せるってすげーぞ!?これしかって誰かのために何かをできる力を持ってるってかっこいいぜ!」
ユカリは恥ずかしがる。
「そうですか………?」
「ああ!俺の傷治ったし!ありがとう!」
かいとは、ユカリの力をすごいと思ってる。
治癒ができるって役に立てる力だ。
「…で、ユカリ何してるんだ?」
「私…行くところがあるんです」
「あ…声かけてごめんな」
「いえ…私、行きますね。かいとさん。出来るだけ、自分の体大切にしてください」
ユカリは静かに頭を下げ、行ってしまう。




