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明後日 未来78

明後日。

彼女は陸たちよりも先に模様のある場所にいた。

機械仕掛けの小鳥たちは飛んでいるが明後日には近付かない。

明後日は建物内にある壁に手の平をつける。


「ライゾンフィア……私はね。ゾーンフィアもライフィアも消す」


明後日は倒したいのはゾーンフィアとライフィア。

二人をどうにか消したいのだ。

ライゾンフィアを正常な状態に戻したいが明後日は力を使うことが出来なくなっている。

出来なくなっているからこそ使いたい。


模様に触れると服が風に揺れる。

明後日は前を向き、模様から力を奪おうとしていると、バチイと弾かれる。

明後日は痛みを感じるが少しは力を取ることが出来た。


「これでいいや……ゾーンフィアを消す。ライフィアはライゾンフィアが消すんでしょ?なら、私は」


明後日は前を向く。

歩きだす。


その後ろには未木が静かに立つ。

機械仕掛けの小鳥たちは周りで浮遊し未木の言葉を待つ。


「あの、私は何となく同じ方向だったので一緒に来ましたけど…ゾーンフィアさんは来ませんよ」


「そうかな?」


未木はゾーンフィアをおびき寄せる餌とされたが、そんなものにならない。

未木はそう自分を思う。

明後日は壁に触れる。


「意外とかなり効くと思う」


壁に触れると、声が響く。


_ゾーンフィア。あなたと共に来た未木はここにいる。あなたがここへ早く来ないとどうなるかな?


_小鳥たちも未木がどうなってもいいの?


声はこの空間全てに響いた。

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