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朝の続きの話

色葉はいう。


「かいと先輩。桜子先輩となんかいつもと違いますね」


かいとはびくっとする。

気づいてる。


「ので、少し離れましたがよかったですか?」


かいとは何度もこくこくとうなずく。


「まあ、何が…あったかわからないですけど、でも…その、こんなこというと、あれなんですが」


色葉はどこか、目線を落とす。


「…私…その、桜子先輩と結構言いあうんですが、その、楽しいなって」


かいとは目を開く。


「私は、ですよ!普通みんな好きな人に近づく人は嫌いです!でも…私、は」


色葉はどこかさみしそうな目をする。


「さみしくないんです…今。いつきや、かいと先輩とか、いて…」


色葉は少しだけ涙がにじむ。

がすぐに後ろを向く。

見られたくないのかもしれない。


「さみしくなくて…はっ。チャンスかな?もしかしたらかいと先輩が私を好きになったりとかー…」


色葉は急にこっちを向いて腕に抱きつくと上目づかいをする。


「かいと先輩は気のつかえるかも!な!私のこと好きになってるんじゃないですか?」


「…お、俺は!くっつかれると恥ずかしいんだ!なんか落ち着かないんだ!」


「好きになってませんかー?」


かいとははっきりという。


「好きとかは…ねーな」


色葉はむうとする。


「何でですか!?かわいい年下ですよ!?」


「離れろっていってるだろ!」


かいとは顔をまっ赤にして叫んだ。


「と、いうことでかいと先輩そろそろはっきりとしてください」


「…え」


「さあ、好きなのは誰ですか」


「好きとかわからないっていってるだろ!」


「でも顔は赤いですよー?」


「そんなにくっつかれたら!恥ずかしくなる!なんか顔が熱くて落ち着かなる!ので、離れろ!」


「それが好きですよ」


「違うだろ!絶対!」


いつきは桜子と共に二人を見つめる。

いつきは思う。


(かわいい女の子達に好きとか言われ、くっつかれて、いいな…兄さん…多分)


(絶対兄さんは男から嫌われる男だ)


いつきは思う。

いつきはそんな気がした。


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