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かいとと陸4 終わり

陸は…じっとそのまま動かない。

かいとは声をかける。


「…陸」


陸は、かいとの何も気づいてない顔にしぼり出すようにいう。


「僕は桜子さんのことが好きだった…んだ!」


陸は顔を赤くしているのを隠すためかかいとの胸辺りに頭を置く。


陸は静かな声でどこか笑みをする。


「好き…だった、なんて…さ、桜子さんを好きな資格ないよね…」


その笑みは自分の思いの重さのなさと、伝えられない自分へ向けている。


かいとはいう。


「…好き、だったのか…!?」


「気づいてなかったの!?」


陸は顔を上げて驚く。


「ごめん!いや、まさか…」


陸は肩を落としていう。


「…悔しかったんだ…ゆらさんは僕には伝えなかった…だから、ごめん…僕」


かいとは、必死に声を出すようにいう。


「好きなんだろ!?しかくとかよくわかんねーけど好きなら好きでいいだろ!」


かいとは言葉を続ける。


「伝えなかったのは…悪かった、けど…」


陸は顔をまっ赤にさせる。


「うわああ!かいとには言いたくなかったのに!絶対に!」


「もう聞いたぞ?」


「うわあ!桜子さん、かいとのこと好きだし!」


「いや、ないだろ」


「どう考えても桜子さん!かいとのこと好きだから!ねえ。かいと?鈍いの?それともわざと?」


陸はほほえむ。

怖い。

かいとは焦るようにいう。


「そ、そろそろ…おりてくれよ」


「…あ、うん」


陸は先に立ち上がると、かいとへと手を向ける。


「僕は勝手に怒ってたんだ…ごめん…」


かいとはその手を掴む。

かいとはしっかりと立ち上がる。

陸の目を見る。


「陸の気持ち、知れてよかったぜ」


陸は小さくいう。


「かいとには知られたくなかったけどね」


女性はパソコンを抱き、二人の様子をずっと見つめていた。



それからかいとは陸へと桜子への方法を話した。

桜子の元へと二人は向かう。




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