75/2169
かいとと陸
次に陸に電話する。
「陸、その…あの、さ」
「かいと、どうしたの?」
陸は質問する。
かいとは、もう思い切る。
「桜子の危険を少なくする方法がわかったんだ!」
「本当に?それなら、桜子さんは…」
電話の奥からの声はどこか安心をした感じだ。
「それで、桜子と陸に話したくて…」
「今日は依頼あるけど、午後からなら僕は大丈夫。桜子さんは?」
「今日大丈夫って…でも、なんだか話すの不安で」
陸ははっきりという。
「必ず話すことだよ」
いつきと同じことを言われる。
「…そうだよな」
「どうやってわかったの?」
「ゆらさんに呼ばれてソメリさんという人と会わせてもらって」
「…」
電話の向こうで一度声が止まった気がした。
「そうなんだ。わかった…じゃあ午後に場所はどこ?」
「赤井の家…だな」
「うん、行くね。また後で」
電話が切れる。




