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上の方の使いと悠磨たち
赤の着物の少女は部屋へと戻る。
「“赤井桜子を壊すことは私が許さない。赤井桜子を壊すのであれば、赤井のものがお前を止められなければ私が相手になろう”です」
悠磨はにこりとする。
「そうですか。わかりました」
少女は下を向くが、悠磨を見上げてくる。
「…上の方様はあなたを嫌ってはいません。なので、どうか…桜子様を壊さないでください」
「俺はそのために来たんだ。二人だってそうだ」
茶髪の目つきの悪い少年。
優谷仁
黒髪の静かな少年。
中先隼斗
仁と隼斗は同時にうなずいた。
赤の着物の少女は頭を下げ、部屋を出ていった。




