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桜子と陸2 終わり

陸は立ち上がるが、なぜか体がふらりとする。

うまく動けない。


「…動けない?どうして、」


陸は動こうと無理に立ち上がる。

桜子は敵に絡まれている。

今ここにいるのは。

二人。

なら。

陸は、後ろからのものに気づかなかった。


「…え」


遅れて、声を出す。

陸は後ろから急に衝撃を受ける。


陸は、仰向けに倒れる。

後ろを見ると、三角がいる。

_一体じゃなかった?


もう一体の三角も五つがつながっている。

この生物が何かはよくわからない。

調べてる最中のそうだ。

だが、力がとにかく入らない。

陸は思ってしまう。


__もし、かいとなら…こんな時_

 

考えたくない。

彼なら、絶好に何があっても立ち上がること。

それ、は。


陸を殴った三角は、急に三角の一つが輝きだす。

そして、何か力が発生しそうで、そこへと赤い光が飛ばされ、その力は、消えた。

赤い玉は桜子が飛ばしたものだ。

三角も赤い玉によって、少し砕けたのだが、そこが再生していく。


「また再生した…!」



桜子は体についた三角は何とかはがしたようで、地面に三角が落ちている。

多分、先に三角に攻撃する気だったが、陸を優先させた。

桜子は、自分のかばんの中へ手をいれた。

が、がくりと膝をつく。

この三角は体力を奪っているのかもしれない。

特に桜子は絡められていたため、大分力をうばわれてるのかもしれない。


それに陸は何となく気づくが今ごろ気づいても遅い。

それよりも。

陸はかいとを思い出して、悔しい。

好きな人を守るために、動けなかった自分が腹立たしい。

陸は立ち上がると腕を茶色の犬の前足のようになると、爪を三本伸ばす。

自分の前にいる三角は、ためていた力を消されたからか動かずにしている。


桜子の方にいる三角は、空中へと浮かび、桜子を狙っている。

陸は思いきり走り、飛び上がると三角へ爪を向ける。

三角は固くはなく、簡単に切れてしまうが、元に戻ってしまう。


「また再生!?」


三角は後ろへと下がる。

もう片方の三角の元へと行くと、体をくっつけて、融合(ゆうごう)する。

そうすると、十角形の形になる。


陸は目の前に敵を前にして、陸は何も言えない。

十角形は何か力をためているのか輝きだす。

桜子は赤い玉を飛ばすがさっきとは違って、消すことができない。


桜子は力ばかりを使っていたため、床に膝をつく。

陸は走り出し、爪を向けても何も傷つきもしない。

こんなものをどうやって捕まえるのか。

かばんに道具は入ってるが。

これは。


力をためている。

せめて桜子を守るために、手をつかむ。

この場所の出口へと連れていき、外へと出そうとする。


「桜子さんは外に出てください!」


「だめ…!」


桜子はがくりと来て、外へと出される。


陸は中へと入る。


「僕がやらないと」


と陸はひし形の髪飾りをなでる。

陸は向かっていく。

かなわなくても。

そこへ、バンッと扉が開く。

そこにいたのは。

かいとだ。


「陸!忘れ物だ!」


「…え?」


かいとは忘れ物を渡しに来たらしい。

こんな時に。

何を?


かいとは、何かを手に持ち、陸へと投げる。

何とか受け取る。

それは、三角の形の小さな物体。

かいとはいう。


「ゆらさんが渡すの忘れてたって!えっと、そいつを弱くできる道具!ぶちこめ!」


陸は手のものは見ないで走り出し、十角形へ拳を打ち込んだ。

やはり固くないのか拳は中へめり込んだ。

陸はそれは離して、手を引く。

だが、再生するのではと思うが。

十角形は、力をためていたものが中で破裂したのか、十角形が粉々に砕ける。


陸は息を何度も吸って吐く。


「はあ…」


かいとがいう。


「やったな!」


かいとは陸へ拳を向けると、陸も拳を向けようとしたが、やめる。

今はしてはだめだなと。

陸は思う。

友人だからこそ。


かいとは、避けられてしまい、わかりやすく悲しそうにしたが、いう。

 

「倒せてよかったな!」


「うん、でも、その…捕まえろといわれてたんだけど」


「…あ」


陸は、下を向く。

かいとは、頭をかく。


「悪い!てかごめん!」


「かいとは悪くないよ…その、ありがとう助かった」


「いや、よけいなことしたよな?俺」


陸は、そこに残った三角の小さな物体を拾う。

それからゆらへと報告をする。

捕まえるものを壊したと。

叱られると思った。

桜子も陸も。 


「そうか。壊したか」


ゆらはあっさりだ。

笑う。


「かまわない。それよりかいとに渡させた三角の小さいやつ持ってるか?」


「これですか…?」


陸は気弱げに渡す。


ゆらは渡されると、受け取る。


「今回、大変だったろ…」


ゆらは目線を横にする。


陸は静かに答える。


「はい。こっちの方が倒されそうでした」


ゆらはいつもの鋭い目ではなく、どこか目線を落とす。


「すまなかったな」


陸は答える。


「いえ…あの、前より強くなってたのですが…」


桜子もうなずく。


ゆらは、嫌そうな顔をしそうになり、何とかこらえる。


「ああ…。すまないな、本当。また来ても頼む」


もちろん桜子も陸も同じ返事をする。


「「はい!」」


二人が部屋を出るとゆらは息を吐く。


「陸…攻撃しなくなったな…まあ、いいことだな…」



ゆらは部屋で、三角の小さな物体を銀色の箱に入れる。


「で、これを送るのか…………………」


ゆらは嫌そうな顔をして、箱を大きい封筒に入れて、部屋を出ていった。


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