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あなたへと道をつなげるために1

二人の話


ある魔法使いが住む国。


エリィー

かけら


ソメリ

茶色の髪の魔法使い

黒のローブを着ている。


ある砕けた玉は、かけらとなり、各地に任された。

その中で、ある魔法の国にも任された。

その国の信頼される魔法使いに、かけらは渡された。


それから、代々見守り続け、新しい世代となった少女が受け継ぐことに。

その少女、ソメリはというと、魔法を使うことは苦手だが、姉のため彼女がかけらを任されることになった。


「私が…任されるなんて…無理無理」


地面に膝と手をつけて、かくかくと震える。


そこは、しっかりと整えられた部屋だ。

ソファーに座るようにびんが置かれている。

かけらはびんに入れられていて、いう。



ソメリは、かけらへと声をかける。


「は、はじめまして…」


かけらは答える。


「はじめまして」


びくっとしてソメリは後ろに下がるが、あいさつをする。


「私、ソメリといいます、今回…あなたを任されました…」


「私!エリィー!よろしく!」


とても明るい少女のようなかけらであった。


任されただけだ。

かけらが暴走すれば壊すことが決まり。

それが闇色をした玉を任されるものの役目である。



「ソメリ、外のこと教えてー」


「え、知りたい?」


「前も教えてもらったよー」


前のというと、前にかけらを任された母だろう。

ソメリは、外のことを話していく。


「花とか、雲とか、色々あるよ」


「花はいろんな色があるって聞いたよー」


「あ…うん」


ソメリは何を話せばいいのかわからないのに、しゃべってくる。


「ソメリー!」


「あ…はい」


「なんかしゃべってよー」


「え、と…じゃあ!今日は妹のリイがね、白い猫が木からおりれなくて登って助けてたよ!」


「わあっ、そうなんだ!リイと会いたいな」


「リイは来たがらないから」


「そっかー」


かけらは外に出してはいけない。

ソメリは夜になると、自分の部屋に戻る。

部屋の前に妹のリイがいた。

一つ年下の妹。


「お姉ちゃん、あのかけらは危険て聞いたの、だから、壊すべきだよ」


急にそんなことをいう。


「悪いものではないんだよ」


「壊れてから壊すとか、遅すぎるよ!今すぐにでも、壊すべき」


「でも、一度もそういうことはないんだよ?」


「今まではそうでもこれからはわからないでしょ!」


リイはエリィーを嫌っているようだ。

かけらとは昔から話をしたりと、先祖は距離を近くしてきた。

他の任されたものは近寄らないらしいが、この家はそばにいることで守ってきた。


だからソメリも同じくエリィーと話をする。

魔法学校が終わってから、かけらと話をする。


ソメリは学校にいるよりもエリィーといる方が楽しい。

誰かといるよりも。


「エリィー…は、友達だよね?」


「うん、友達だよ!ソメリ」


ある時だ。

ソメリが学校が終わり、家につき、エリィーの部屋へと向かうと。


びんはそこにある。

かけらもある。

けれど、リイと知らない少女が一人。

リイが友人を連れてきたと思った。


「…」


淡い青色の髪の少女はふるえている。


「リイ?その子は誰?友達を連れてきたら…」


淡い青色の髪の少女はソメリの声を聞くと、ソメリに抱きつく。


「わっ…あなたは?」


「ソメリ!ソメリ…!私、エリィー!」


少女はふるえている。

声で、ソメリは気づく。


「エリィー…?まさか、…」


びんを見る。そこにはかけらはある。

でも、どうして。


リイがいう。


「あの人は言ったの、かけらは危ないって、だから、壊そうとしたら、人の姿になったの」


「あの人って?」


あの人とは?

どうしてエリィーが人の姿に。


リイの隣に何かが現れる。

それは、少女の姿をしている。緑の長い髪で、空中を浮いている。

容姿はかわいらしく、赤のローブを着ている。


「ぼくは、“知のもの”ってよばれてたよ、といっても下の下だけど、リイは心配しすぎるから、知ってること教えたの」


「知ってること…?」


「かけらはあぶない、しかも壊そうとすると人になってもっと危ないってね」


「でも」


ソメリはエリィーを見る。


「危なくない、ただの女の子…」


“知のもの”は笑う。


「壊れやすくなっちゃうんだよ?」


「…な」


リイがいう。


「危ないものは壊すべきだよ、お姉ちゃん」


「私は壊さない」


「なら、私とお姉ちゃんで戦おう」


ソメリはうなずく。

エリィーは心配そうに見上げてくる。


「ソメリ…」


「エリィーのこと、私が守るから」



エリィーと、ソメリと、リイは部屋を出る。

ソメリはびんを持つと、抱きしめるようにする。

エリィーは自分のもののため、受け取った。



リイは、ずっと前からかけらは危険と国の人々にも話をしていった。

それによって、人々は怖がり、壊せという話が出てきた。

だが、任されたソメリはそれを断った。

リイが杖を手にしていう。


「…あのかけらは危ないから、壊させて」


「壊さなくても大丈夫だよ」




そのため、ソメリとリイは広場で魔法によって戦うことになる。


リイが顔を上げ、杖を向ける。


「私が勝つから」



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