かいとへ話したいこと
学校終わりに携帯がなった。
かいとは、電話に出る。
「はい!もしもし」
「ゆらだ」
ゆらからの電話のため、依頼系と思う。
「かいとです、何の依頼ですか、すぐ行きます!」
「いや、お前に会いたいと言っている人がいるんだ」
「俺に…ですか?」
「ところで、桜子は一緒か?」
「いえ、今日は一緒じゃないです」
「…そうか、まあ、桜子はまだ聞かない方がいい…かもな」
小学校のセツナの部屋につき、入る。
ゆらと、茶色の髪色の女性がいた。
それと、姉のうづきまで。
うづきはかいとに抱きつく。
「久しぶりー!かわいくてきれいなお姉ちゃんよ!」
「なっ!くっついてくるなよ!」
かいとは顔を赤くさせながら嫌がる。
その隣には、茶色の髪の女性がいた。
黒のローブを着ている。
「あなた、は?」
「私は…ソメリといいます、あなたへ話したいことがあります」
「俺へ?」
「かけらのことについてです」
かいとは口を開ける。
「うづきさんから桜子さんという方がいると聞きました、私もかけらを…見るもの…で話したいことがあるんです」
ソメリは最後の方の言葉はどこか自信ない。
ゆらがはっきりという。
「他国のかけらであり、人の姿のものが壊れたといったろう?そのかけらを見守していたのが彼女だ」
ソメリは、うつむいていたが、前を向く。
「…はい、そうです」
かいとは、一度、言葉を失うが、焦るように聞く。
「…な…そう…なのか…?それで、桜子について何の話を!?」
かいとは、ソメリとエリィーというかけらの少女の話を知る。




