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色葉と誠
里先誠は学校が終わると、道を歩く。
その前を銀色がなびく。
「よう、色葉」
誠は色葉へ声をかけた。
「あ、誠さん」
「元気…か?」
「元気ですよ!元気元気です!」
「そっか、元気ならいいんだけどさ」
「何ですか?」
色葉は質問する。
「…ちゃんと生活してるか?」
「はい!一人暮らしですが、なんとかしてます!」
「そっか…」
誠は自分の頭の後ろに手をまわす。
「元気でいろよ」
「はい、誠さん、それでは…」
誠はどこか悩むような顔をしたが、いう。
「…ああ、またな」
二人は別れた。




