表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/2169

せなとうわさ6

シャンディは青色のローブをゆらし、動物のまわりをうろちょろする。


「私は戦いたくないんだあ」


動物は青色のローブの端っこにかみつく。

それによって引っ張られ、シャンディは転んでしまう。


「んにゃ!?」


仰向けに転んだシャンディの上に乗ると大きな口を開ける。


「はーい、どうぞだあ」


シャンディは丸いクッキーのようなものを投げる。

ばくんと動物は飲み込む。


そうすると、動物は口を閉じ、鋭い目が柔らかくなり、シャンディを襲わなくなる。


「おー、なつき食べ物、最後の一個効いたんだあ」


シャンディは立ち上がると頭をなでた。






せなはいう。


「八つ当たりです、それは」


なななは声が出ない。


「…それ以外の人を傷つければ、あなたは…ごめんなさい、私は、あなたを止めなかった、ここにいたのに…ごめんなさい…ごめんなさい…」


せなは涙が流れる。


なななは、膝をつく。


「みなは…みなは!!ごめんなさい、私は…忘れようとしてたの、でも…でも…せなさんを見て、思い出して…私は、ひきょうだわ!」


「……………………………」


せなは何も言えない。

悲しみが深すぎて何も言えない。

でも…

でも…

でも

でも

彼女は、彼女は、姉を覚えていた。

忘れようともしていたようだ。

それは腹ただしい。

でも

でも

でも

でも

でも


「…」


せなは何も言わない。言わないし、なななへ優しくもしない。

後ろを振り返ると、せなは家へと帰る。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ